超高画質ドライブレコーダーとしてのGoProやミラーレスという選択肢

最近、装着する人が増えているドライブレコーダー(ドラレコ)。
万が一の事故の時、証拠映像が残るという安心感からか、人気が出ています。

ただ、あくまで証拠映像のためのドラレコ、高画質モデルといえども画質はイマイチです。
そこで、アクションカムやデジカメをドラレコ代わりに使えないものかと考えました。

「普通のドラレコでいいよ!」という方はこちらの記事の方が良いと思います(笑)

普通のドラレコでも、最高レベルのスペックが欲しい方はこちらへ。

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ドラレコ代わりのオススメカメラはこれだ!

結論から言うと、画質最優先であればミラーレス一眼のLUMIX G6です。
実際、僕もこちらを購入しましたが。
他に30分以上の連続撮影が可能なミラーレス一眼はほとんどありません。

コンパクトさや設置のしやすさも兼ね備えたければ、GoPro HERO4になります。
使っている方が多く、オプションパーツも豊富ですが、画質勝負だとミラーレスには劣ります。

画質はどれぐらい違うのか

さて、僕も3年ほど前から自分の車にドラレコを装着しています。
幸い、事故には遭っていませんが、ドライブ中の風景や、動物飛びだしビックリ動画、スピード違反で捕まった時の残念動画(笑)などなど、色々な記録が残るので楽しいです。

僕が購入したのは当時としては高級機のBlackvue DR-400HDという機種で、フルHD録画が可能です。
dr400-1

が、満足行く画質で撮れるのは昼間に良い条件が重なった時だけで、日陰や逆光ではイマイチ、夜は証拠映像として最低限の画質になってしまいます。
ドラレコ本来の用途を考えれば充分なのでしょうが、きれいな映像を残そうと思うとお話になりません。

そこで、GoProのようなアクションカム、はたまたミラーレス一眼のようなカメラの動画機能を使って、ドラレコっぽく使ってみようと考えました。
そして、いろいろと検討した末、LUMIX G6を使って車載動画を撮るようになりました。

こちらは抜け道紹介動画として作った動画で、ちょっと長い動画ですが、日中~夜までの映像が入っているので画質の確認には便利だと思います♪
(YouTubeの画質設定で1080pにするのをお忘れなく)

同じ場所・時間で比較してみた

こちらが、同じ場所を走行している時のG6とドラレコの比較写真です。
取付位置も画角も違うので、同一のアングルにはできませんが、イメージはできると思います。(スピード表示以外は無加工)

LUMIX G6で撮影(1080p)
g6-r77

ドラレコで撮影
dorareko-r77

一部を切り出すとこんな感じ(等倍で比較)
hikaku-1

左上にある高速道路の緑色の看板を見ると、圧倒的な画質の差があることが分かります。
ぱっと見は似たようなものなんですけど、ビットレートの差により細かい部分が潰れちゃうんですよね。

夜間だと差は縮まりますが、それでもドラレコだと白飛びが多く、輪郭もガタガタになっています。あくまでナンバーを記録するためであればこれでも充分なんですが、ドライブ記録の動画としてはイマイチですよね。
hikaku-2

サイズも用途もまったく違うので、画質に差がつくのは当たり前なんですけど、やっぱり高画質で撮りたいですよね!

ドラレコの必須機能と、それをカメラでどう実現するか

ドラレコには、普通のカメラにはまずついていない、ドラレコ特有の機能があります。
ドライブ記録用と割り切れば、そのような機能が無くても大丈夫ですが、ドラレコとしても使いたい時は、何か方法を考えないといけません。

長時間の連続録画

ドライブの全容を撮るんですから、最低でも数時間は録画できないといけませんし、途切れ目があってはいけません。最近のドラレコはループ録画が一般的で、メモリーが一杯になると古い映像から上書きしながら、新しい映像を録画し続けることができます。
普通のカメラでこの機能を備えたものは少なく、GoProのHERO3以降のモデルだけではないでしょうか。

ループ録画ができない場合はどうするか。
大容量のメモリーカードを使って、録画時間を延ばすしかありません。
今は128GBのSDカードも9,000円ぐらいで買えるのでオススメです。
128GBあれば、フルHDの60pという最高画質にしても、約10時間録画できます。

ただ、ミラーレス一眼を含め、デジカメの多くは30分程度の連続撮影しかできません。
その点、LUMIXのG/GHシリーズはその制約が無いため、動画撮影用途には最適です。

日時、スピードの記録

事故時の証拠として使うには、日時やスピードの記録が必要です。
このためにはGPSを内蔵していてデータを取れることと、それを映像に合成する機能が必要です。

ただ、一般的なアクションカムやデジカメに、そんな機能はないと思います。
原始的な解決策としては、スピードメーターや時計が写るようにカメラを設置すればその役目を果たすことができます。
(前出の写真でも、レーダー探知機に表示されるスピードが見えるように撮っています)

あとは、高画質録画用のカメラに加えて、証拠用の格安ドラレコを別に装着するのもアリだと思います♪
たとえば、たった2,000円そこらのこんなのとか…。

…とてもメイン機としては使いたくないですが(笑)

スマートに設置すること

ドラレコはルームミラーの裏に設置するのが一般的で、ここだと映像にジャマなものは写りこまず、運転席からも視界の妨げにはなりません。
dr400-2

GoPro等も、サクションマウント(吸盤)でうまく取り付けることができると思います。

ただ、カメラ、しかもミラーレス一眼のサイズともなると大変です。
そんなものがフロントガラスにくっついていたらジャマですし、そもそもフロントガラスは一部を除き、視界を妨げることは違法です。

そこで、僕は助手席のヘッドレスト部分に装着してみました。
2

ここならガッチリ設置でき、運転のジャマにもならず、映像もフロントガラス一杯に撮ることができます。
しかも、運転席の一部も見えますし、助手席の人の視点に近いので、後から動画を見たときに臨場感もあるんじゃないでしょうか。

長時間撮影のための電源

連続録画をするためには、カメラのバッテリーだけでは到底足りません。
ドラレコは車のシガーソケットから電源を取っています。

アクションカムやUSB充電が可能なカメラは、スマホをシガーソケットにつなぐタイプの充電器を使えば電源の心配はいりません。

ただ、そうでないカメラの場合は、他の方法が必要です。

・DC/ACインバーターを使う

平たく言えば、シガーソケットから家庭用コンセントに変換するアダプターです。
これにカメラ用のACアダプターを繋げば、電池切れの心配はありません。

・モバイルバッテリーを使う

もうひとつは、モバイルバッテリーを使う方法です。

もちろん、シガーソケットと違っていつかは電池切れになりますが、純正バッテリー2〜3本分の容量があればドライブ1回分をカバーすることはできますし、そのまま予備バッテリーとして持ち出して使える機動力も魅力で、僕はこちらをチョイスしました。

手間はかかるけど…とにかく高画質!

これだけ見ると、ドラレコ代わりに他のカメラを使うことは非常に手間がかかるようにも見えます。

ただ、ドラレコと違って外に持ち出して本来の用途(カメラとかアクションカムとして)で使えますし、画質もはるかに綺麗です。ドラレコの購入をお考えで、お持ちのデジカメが少し古くなった…という方にはピッタリの解決策ではないでしょうか?

ドラレコ予算+デジカメ予算を足せば最新のミラーレス機やGoPro HERO4 Black Editionも狙える金額にもなるでしょうから、ぜひ検討してみてください♪

普通のドラレコも検討されたい方は、こちらも参考になると思います。

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