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80万円のビートにあって、200万円のS660にないもの

      2016/03/01

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S660、200万円でも買えません…。

3月30日の発表に向けてカウントダウンが始まったS660。
試乗記事もチラホラと目にするようになりました。

気になるお値段はベーシックグレードのβが198万円、上級グレードのαが218万円という話ですが…NDロードスターの記事の時にも書いたとおり、たとえ軽と言えども新車購入するほどの財力がありません(笑)

そんなわけで、自分でもこんな事を考えるようになるとは思いませんでしたが…ホンダ ビートの購入を検討していました…ほんの3日間ほど(爆)
(結局、ロードスターにしようと思ってますが^^;)

beat-s660出典:Response

このタイミングでS660ではなく、敢えてビートが欲しくなった訳とは…!?

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クルマの楽しさは、速さじゃない。

当ブログでも何度か触れていますが、僕は絶対的な速さやパワーよりも、爽快感こそが運転する楽しさだと思っています。

強烈な加速で背中がシートに押しつけられるのもひとつの爽快感ですが、ヒラヒラとコーナーを駆け抜けていくのもまた爽快感。そして、自分のハンドル操作にキビキビと反応してくれるハンドリングや、高揚感をもたらすエンジン音…などなど。

modulo出典:ホンダアクセス

これらは、必ずしも高性能スポーツカーじゃなくても味わえるものです。

僕の愛車遍歴を見ても、ER34スカイライン(280馬力)→プジョー206RC(177馬力)→アルファ147(150馬力)と、どんどんパワーが落ちていっています(笑)

軽スポーツに期待する爽快感

言うまでもなく、軽自動車のメリットは軽量コンパクトであること。
加速する時以外にパワーのメリットは無く、軽さは曲がる時・止まる時、全てにおいて有利に働きます。

そして、必然的に小さな運転席はさながら戦闘機のコクピット、ビートのようなスポーツ志向のクルマであれば、着座位置や目線もかなり低くなり、それだけでスピード感は上がります。

ビートでないといけない4つの理由

軽スポーツであれば、S660はもちろん、新型アルトターボRSも話題になっていますし、コペンだってあります。
爽快感という意味では、新型NDロードスターはその筆頭にあるとも言えます。

昔のクルマに目を向ければ、1990年代初頭に「ABCトリオ」と言われた軽スポーツ、マツダ AZ-1・ホンダ ビート・スズキ カプチーノという選択肢だってあります。

abc出典:街道見聞録

にもかかわらず、ビートを選ぶ理由は…?

MRレイアウト

ミッドシップレイアウトは車体の中央付近にエンジンがあり、ドライバーの背中にエンジンがあるようなイメージです。すると、フロントに重たいエンジンが存在しないため、ハンドルを切った時にスパッと向きが変わる。 そして、加速に入って後傾姿勢に入ると、今度は後輪側にしっかり荷重がかかり、加速する時のロスが少ない。

車内空間は犠牲になりますが、クルマの運動性能を考えれば理想的なレイアウトです。
前述のライトウェイトスポーツカーにおいて、MRなのはS660、ビート、AZ-1の3台です。

自然吸気(NA)エンジン

要するに、ターボじゃないということです。 パワーやトルクを考えれば、ただでさえ非力な軽のエンジンなので、ターボで補完するのが自然な発想です。 しかし、「爽快感」という視点から見ると、エンジンを「ぐぁぁぁぁん!」と回していくのも快感。

たしかにターボは速いんですが、どうしてもタービンのせいで音は籠もってしまいますし、高回転型にすることは困難です。

ビートの場合、最大トルク発生回転数が7,000回転というところにあるので、街乗りドライブですら普通のクルマならとっくにシフトアップしているような領域で走らせないと流れについて行けません。つまり、大してスピードを出さなくても、アクセル全開で走るという非日常体験ができるわけです。

前述のクルマの中でノンターボなのは、ロードスターとビートだけ。

オープンカー

屋根が無いことによる開放感と、直接伝わってくるエンジン音&マフラー音はオープンカーの特権です! 風を感じながら走るのは、スピード感アップにもつながりますしね♪

オープンボディを持っているのは、S660、ロードスター、カプチーノ、ビートです。
ちなみにS660については、ルーフは脱着式のロールトップになりました。

つまり、ビートのように運転席から手を伸ばしてオープン/クローズすることはできず、トランク(フロントにありますw)からルーフを出し入れして、その都度装置する必要があります。

パワステもABSもない

これだけ書くと普通はデメリットですよね(笑)

たしかに、普通のクルマでパワステが無いとハンドルが重くてしょうがないですし、ABSがないとパニックブレーキの時にフロントタイヤがロックしてハンドルが効かない、という状況に陥る可能性があります。 ただ、ビートは車重わずか760kg、しかもフロントが軽いミッドシップです。 そりゃ最近の軽いパワステのクルマよりはハンドルは重いですが、操作できないレベルではありません。そして、直接フロントタイヤの重さがハンドルから手に伝わってくるので、路面状況やタイヤのグリップ感がダイレクトに感じられて、「自分で操ってる感」をより感じることができます。

ABSが無いことは、安全性の観点から純粋にデメリットだとは思います。 ただ、今ビートを選ぶような人は、ABSがない時代のクルマに乗っていた人だったり、僕のようにサーキットでブレーキの使い方をある程度分かっている人だと思います。ブレーキがロックしないギリギリが一番ブレーキが効くポイントなので、電子制御に頼らず自分でそこをコントロールする、「自分で操る」という観点からはメリットです。 パワステもABSも無いクルマなんて、この20年で発売された国産車にはまずありません。 

全てを両立するのがビートだった!

MRで、NAで、オープンで、電子制御のないクルマ、残ったのはビートだけです。 これが発売から24年経った今でも熱烈なファンが多い理由でしょうね。

ビートを試乗した感想

前述のような期待を胸に、茨城県水戸市にあるビート専門店「イソマサオート」さんに行ってきました。 こちらは中古ビートのよくある劣化部分を修理した上で販売するというスタイルで、そのように整備されたビートが常時10台程度販売されており、試乗できるデモカーが8台も用意されています。

 

ちょっと期待しすぎた…?

視線の低さ、高回転まで回って背中から聞こえる勇ましいサウンド、軽ならではのキビキビ感はたしかにあるんです。あんな郊外の一般道で8000回転までぶん回しながら走っても大したスピードにならない、なんてクルマは他にありません。

ただ、「カート感覚」とまで感じたかというと、実はそこまでは感じませんでした。 僕が鈍感なだけという話も大いにあり得るのですが、なんというか、予想の範囲内だったというか。 「おぉぉぉ~♡」と感じれば購入を決意したんですが、残念ながらそこまでは行きませんでした。

そんなビートですが、保有すると離れられない!?

僕はそんな感じ方でしたが、ビートの名誉のために書かせていただくと、ビートを何台も乗り続けている人や、一度S2000やNSXに乗り換えてから再びビートに戻ってくるような方はたくさんいます。

そして2011年には、ビート誕生20周年を記念して、ホンダから車高調やマフラー、専用のUSBオーディオなど、20年前に絶版になったクルマのアフターパーツをメーカーが発売するという、非常に珍しいことが起きました。

このことからも、ビートの唯一無二の楽しさが熱烈なファンの支持を受けていることが分かります。

ビートの助手席の広さについて

最初に運転させていただいた時、敏感すぎるアクセルに慣れることができず、クラッチに悪い運転をしてしまったので、その後は社長の運転で、僕は助手席に同乗させていただきました。

ビートは運転席の広さを優先するために、座席がオフセットして配置されており、助手席は運転席よりも幅が4cm狭いです。このため、RECAROのバケットシートなども、運転席には入っても助手席には入らない場合があるので、気をつけて下さい。ちなみに、RECARO RS-Gは運転席に装着可能ですが、SP-Gは干渉するそうです。 Honda_Beat-interior出典:Wikipedia 僕はやせ形なので大丈夫でしたが、標準体型~大柄な男性だと助手席は狭く感じると思います。 ちなみに足元については、エンジンが後ろにあるためか意外と空間が確保されており、足を伸ばして座ることはできます。

自分の力で爽快感を作り出せる、最後のクルマ

ここまで紹介したビートの特徴を見ると、電子制御が無い時代のスポーツカーを彷彿とさせます。
燃費を無視した高回転型エンジン、ABSやパワステが無いことによるダイレクトな感覚。

走行性能や快適性を兼ね備えているであろうS660も楽しいクルマだと思いますが、ビートが持つアナログな「ダイレクトさ」は無いでしょう。

自分の腕で作り出す「運転の楽しさ」を、街中でも楽しめるようなクルマは、きっとビートが最後なんだろうと思います。

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Comment

  1. イカレオヤジ より:

    はじめまして、イカレオヤジ50歳です。
    約1年前に念願のビートに買い替えた者です。今からさること23年前に試乗して以来いつか必ずっ!と思い続け離婚を期にデミオスポルトから買い替えました。
    楽しい!!!この一言に尽きます。昔のままでした。当時叔父から譲り受けたS 600に乗っていましたが、しがない会社員の自分には、荷が重くトルクの無い処やシフトフィールがそっくりなビートに買い替えを考えましたが結婚資金になってしまい断念した事を思い出しやっと手に入れました。

    • たかっか より:

      イカレオヤジさん(なんてお呼びして良いのでしょうか?^^;)、こんばんは。

      ビートご購入、おめでとうございます!
      23年越しの夢を叶えられてよかったですね!

      僕は悩んだ末ロードスターに行ってしまいましたが、今後は絶対に出てこないクルマであるビート、大切に乗ってあげてください♪

  2. さぶ より:

    御免下さい
    私もビートに17年程乗り続けました。 良かったです、あの車が乗れる時代に生まれてきて! 運転の喜びを教えてもらいました。でもさすがに寄る年波には勝てず、修理代が嵩んできて2年前に諦めました。で、今回のS660ですが、試作車を初めて見た時に「あ、こんなデザインなら要らん!」 好きずきの話でしょうが、やっぱり本田のデザイン力なんてこんな程度なんですね。 ガッカリです。 現在私はロードバイクを買い込みまして、自分が高性能エンジンに成って頑張っています。 この度、ビートに乗ってた方が、S660の評価を書き込んでるのを期待してあちこち探していて、偶然立ち寄らせて頂いたわけです。   失礼致しました

    • たかっか より:

      さぶさん、こんばんは。

      ビート歴17年!ベテランのビートオーナーの方々にこのような駄文をお読みいただいて恐縮です。
      長く乗ってらっしゃる方は本当に絶賛されるクルマですよね。

      大型化した軽規格や、25年前とは比較にならない衝突安全基準など、なかなかデザイン上の制約が厳しくなった中で、トランクスペースを犠牲にしてまで頑張ってくれたんだとは思いますが、なかなかビートに愛着がある方には受け入れられないデザインでしょうか。

      ビートのようなクルマはもう出ないでしょうから、軽快感を求めるならばバイクに行くというのはひとつの正解なんでしょうね。

      • さぶ より:

        お返事頂きましてありがとうございます。
        結局 新型ロードスター を購入されるんですか? 良いですねェ!前後のフェンダーを盛り上げたり、いろんな処でスポーツカーを演出してくれてますよね。私に言わせれば、S660に求めるのはこんなとこなんですよね。他のセダン系とは一線を画したデザインを見せて欲しかったんですが、全くの”無いものねだり”でありました! ロードスターも初代の良さを、脱皮する度にどんどん捨て去ってきた様に思えるのですが、今回はなかなかいい感じだなァ と思っています。きっといい走りを体感出来るんでしょうねェ! 私の乗っていたビートは、無限ショック+アドバン・ネオバに交換しただけでしたが、その気になればかなりのポテンシャルを披露てくれてました。 今度のロードスターなんてそんなものは比では無いでしょうしね! 羨ましい限りですッ!

      • たかっか より:

        さぶさん、再度のコメントありがとうございます。

        結局私は…初代ユーノスロードスターを購入しました。
        新型もかなり魅力的ですが、いかんせん先立つものがありませんで…(笑)

        新型ロードスターはおっしゃるとおり、デザインも秀逸だと思います。
        初代に乗るようになってますます実感しますが、真横に近いアングルから見ると、見事に初代のシルエットを残しつつ、前後は現代のスポーツカーになっています。内装や細かな部分にも初代へのオマージュが感じられて、本当に見事なデザインです。
        S660も決して悪いとは思いませんが、比較すると負けているのは否めませんね。

        足回りを強化したビート、MRの素性の良さも相まって、さぞかし気持ちの良いクルマでしょうね。
        僕もロードスターをより楽しいクルマにすべく、コツコツやっていきたいと思います。

  3. とおりすがり より:

    ビート、知り合いが何人か乗ってましたが、あれはいいですね。
    軽くフケあがるエンジンと、回頭性能が印象的です。
    S660は、試乗しましたが、心中いろいろ残念の嵐です。
    量産型市販ミッドシップのセッティングは、難しいのはわかりますが・・・
    妻がエリーゼに乗っているので、それのスペア用にと密かに考えていましたが、S660購入は無さそうです。
    元祖ハチロク、BRZ、エスプリ、フェラーリGT4、エリーゼがウチにはありますが、
    この中で最強のクルマは、エリーゼです。
    もちろん、絶対的な加速は、GT4とかにはかないませんし、空力は、BRZが最高、
    高速でのクルージング性能と回頭安定性は、エスプリが上です。
    ですが、加速、ハンドリングのバランスと、車体の小ささでトータル性能が高く、燃費が良いのもマルです。
    エリーゼは、スタイリングもカッコ良く、かわいらしく、小さな宝石のような車です。

    • たかっか より:

      とおりすがりさん、こんばんは。

      5台持ち…しかもそのラインナップとは、そこまで行き着くと「欲しいクルマ」なんて無くなってしまったりしませんか!?(笑)
      フェラーリとエリーゼは突出した能力を持つクルマだと思いますが、残りの3台を選定されている理由が気になります。

      イメージ的には911やM3が入っていても良さそうですが、きっとこだわりをお持ちなんですね!

      • とおりすがり より:

        返信、ありがとうございます。
        実用性の無いやつばっかりなので、他にもアシとかおりまして、もっと大所帯です。
        おかげで、5月のこの自動車税の季節は、青色吐息です。
        尖った性能のクルマが好きなので、こういうラインナップになったのだと思います。
        免許とって、最初の車が、今も乗っているハチロクトレノでしたし、それが非常に気に入っていますので、そこから関係性のある車種(エスプリ、GT4)に惹かれたのだと思います。
        エスプリは、ハチロクとの関係性が高く、また、メカニカルコンポーネントに
        レーシングカーの技術がかなり入っています。
        レーシングカーを公道用に転用したら、どうなるか!という見本のようなエスプリに比べ、
        エリーゼは、最初からロードカーとして企画、製作されています。
        その考え方の違いと、パフォーマンスの比較が、対照的で面白いです。
        BRZは、その前に乗っていたアシ、アルファ155に似た部分があったのと、
        やはりハチロクからの関係性で選びました。
        エリーゼ検討の際に、比較として試乗した86/BRZ系でしたが、思いのほか出来が良かったので、
        のと、関係性があったことで、そっちも購入したという感じです。
        86にしなかった理由は、生産がスバルであったことから、たぶんこの機械の本来のカタチに、
        ほんの少し近いのだろうという予測と、アシのチューニングがポルシェよりだろうと思ったからです。ロータス寄り(又はロータスチューン)のクルマばかり乗ってきたので、たまにはポルシェ寄り
        にしてみるかなと・・・
        911やM3は、購入検討の際には、いつも候補にのぼりますが、実用性が多少あることが決定にならないポイントでしょうか。

      • たかっか より:

        再度のコメント、ありがとうございます。
        さらに大所帯とは、ただただ驚くばかりです^^;

        エスプリはそこまでレーシングカー寄りなんですね。
        たしかテールランプ?がハチロクと同じという話だけ辛うじて存じております。

        実用車があるからこその、M3はともかく911ですら実用的と言えてしまう尖ったクルマ選び…そんな領域に行ってみたいものです~(笑)

  4. beat3631 より:

    beat歴10年余りです。タイベル、ウォーターポンプ、サス、ショック交換たエアコン修理を2回経験しました。この春、待望のs660が発売され発売日に試乗しました。感想は、なんだかなぁって感じで試乗するまでは乗り換えもしくは買い増しを考えていましたが、やっぱいいかなと感じてる今日この頃です。beat まだまだ乗り続けたいですね。今、気になる車はエリーゼとNC RHTです。

    • たかっか より:

      beat3631さん、こんばんは。

      ビート10年ですか!
      それだけ乗られるとタイベルにウォーポン、足回りは交換必須でしょうけど、エアコン2回というのがビートらしいですね^^; 購入時ですでに10年落ちのクルマを維持されるのは、さぞかし大変だろうと思います。S660も今の目で見ればとても痛快なクルマだとは思うのですが、ビートに慣れてらっしゃる方だと、やはり物足りないのでしょうか。

      ライトウェイト好きとしてはやはりエリーゼは気になりますね!
      ロードスターのRHTも、実用性も兼ね備えたオープンカーでしかもハードトップは魅力的ですが、僕はNDにRHTモデルが登場するのを期待しています。