パーツ充実で注目度No.1のミニバン、ヴォクシー&ノア

ドレスアップを楽しむミニバンなら、ヴォクシー&ノアで決まり!

結婚して子どもが産まれるから、スライドドアミニバンが欲しい。だけどbBで愉しんだカスタムは続けたい…なんていうニーズに応えるのがノアとヴォクシー。「ヴェルファイアかっこいいんだけどな…デカすぎて嫁が運転できない(´д`)」なんていう人にも、5ナンバーサイズで安心です。IMG_9968s

1996年に初代ステップワゴンがデビューしてから大人気となったこのジャンル、王者トヨタが販売している代表車種がノアとヴォクシーです。
別記事でステップワゴンも紹介していますが、ステップワゴンとの比較も交えながら、紹介していきます。

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クルマの出来はステップワゴンが上。ノア・ヴォクシーの強みは豊富なドレスアップパーツ

ノア・ヴォクシーに興味をお持ちであれば、きっとステップワゴンも気になってますよね?
ハッキリ言って、クルマとして見ればステップワゴンの方が優れています。

ノア・ヴォクシーの現行モデルは2014年1月にデビュー。
一方のステップワゴンは2015年4月と、1年以上開きがあるので当然です。

ホンダ初のダウンサイジングターボエンジンを投入し、気合の入り様はハンパない!
価格はノアが224万円、ステップワゴンが228万円とほぼ同等でありながら、話題の自動ブレーキを含めた高い安全性や、ホンダ得意の床下収納による広いトランクなど、ステップワゴンは非常に良く出来ています。

そんな中、敢えてノア・ヴォクシーを選ぶ理由は、とにかく豊富なドレスアップパーツです。
街中でも、個性溢れるノアやヴォクシーをよく見かけませんか?

なにしろ、純正のオプションカタログだけでも5種類のエアロが用意されていて、ステップワゴンのモデューロ1種類(オプションカタログに載っていない「無限」と合わせても2種類)と比較しても圧倒的です。ちなみにセレナに至ってはイルミネーション付のフロントプロテクターがあるだけで、実質的なエアロキットはなく、「ライダー」グレードがその代わりといった有様です。

平凡になりがちなファミリーカーにおいても、個性をアピールしたいお父さんに向けて、ノア・ヴォクシーの特徴をレポートしていきます。

エクステリア・インテリア

デザインの違い:押しの強いヴォクシー、優しいノア

ノアとヴォクシーの違いは、ほぼエクステリアデザインだけです。IMG_9962

ヴォクシー押しの強いあるデザインで若々しさを強調しているのに対し、ノアは落ち着いておりファミリーカーとしての個性が強いデザインとなっています。販売台数から見ても、購買層にはヴォクシーのデザインの方がウケているようです。

インテリアもお洒落になった

最近出たばかりの「シエンタ」は更にお洒落ですが、ノア・ヴォクシーのインテリアも十分にお洒落です。

先代のプラスチック丸出し感は薄れ、実用性を確保しながらも曲線ラインをダイナミックに配したデザインが印象的です。IMG_9963

またノアのエアロ系グレード「Si」やヴォクシーのエアロ系グレード「ZS」に採用される青みがかったシート生地は、光の当たり方によってラメが配されているかのような煌めきがあり綺麗です。

エアログレードのシートはGood!

座ってみると、エアロ系グレードの方が乗り心地が良かったです。

これはノアの「Si」、ヴォクシーの「ZS」といったエアログレード専用のシートで、クッション材が柔らかく座り心地が良い。あまりに微妙な感触の違いなので、初めは勘違いかと思いましたが、何度も座り比べてみると、やはり他グレードのシートの方が硬いと実感しました。IMG_9969s

機能性

先代より乗り心地アップの3列目

先代モデルに比べて3列目シートの座り心地が改善されました。IMG_9966

先代は体操座りとまでは良いませんが、体育館マットに座っている様な乗り心地と狭さ。
※それでも、「ウィッシュ」よりはマシです。

3列目に自分が座るなら間違いなく「アルファード」や「ヴェルファイア」が欲しいと思いました…当たり前か(笑)

その点、現行型ではしっかり床から座面までの高さが確保されたので、まだ楽な姿勢になりました。
居住空間的にも成人男性が無理なく座れます。

とはいえ、先代よりマシになったと言っても、アルファードのような大型ミニバンには到底及ばないのが、5ナンバーサイズの宿命ですね。

3列目の格納はよくできてます

格納時に力を入れなくても、楽に跳ね上げ収納ができます。
さらに、格納スペースの形状が工夫されているため、格納したシートが殆ど荷室へ出っ張ることがありません。

ただし、ステップワゴンの床下収納の方が良く出来ているのは事実です。

自動ブレーキはありません(オプションもなし)

安全装備として、オートマチックハイビーム(対向車が来たらロービームに切り替わるシステム)や、急発進抑制装置(アクセルとブレーキの踏み間違え防止)などは用意されているのですが、今流行の自動ブレーキがありません。

私個人的に何でもかんでも自動ブレーキを付ければよいとは思いませんが、スペック的にはライバルに見劣りしているのは事実です。

特にステップワゴンに搭載される「ホンダ センシング」は、自動ブレーキの他に道路標識まで読み取って標識の見落としすら防いでくれるので、安全運転支援機能はステップワゴンの圧勝です。

走行性能

プリウスよりも洗練されたハイブリッド

依然として大人気のハイブリッド車、もちろんノア・ヴォクシーにもハイブリッドモデルが用意されています。

そのハイブリッドシステムは「プリウス」と基本的には同じもので、例えば日産「セレナ」のハイブリッドモデルに対してメカニズム的に1歩リードしています。

セレナのハイブリッドシステムは「スマートシンプルハイブリッド」という名称から分かるとおり、メーカー自身が「シンプルなものですよ」と認めています。一昔前のホンダのハイブリッドシステムやスズキの「Sエネチャージ」同様、モーターが走行をアシストするのみで、プリウスのようなモーターだけの走行はできません。

ガソリンモデルとハイブリッドモデルの燃費の差を見れば一目瞭然で、セレナの「Sハイブリッド」は通常モデルに比べてカタログ値で+2.2km/Lに留まるのに対して、ノア・ヴォクシーのハイブリッドの場合は+7.8km/Lですから、そのテクノロジーの差がいかに大きいかが分かるでしょう。

システム自体は現行プリウスと同一ですが、現行プリウスがデビューしたばかりの頃に比べて随分と進歩しているな~と感心しました。

ブレーキを踏んだ時の違和感がなくなった

プリウスでは、普通のブレーキのつもりで踏むと確実にカックンブレーキになりました。かと言ってブレンボ(一部のスポーツカーに装着されている高性能ブレーキ)のようにガチっと効くというわけでもありません。

プリウスでは、ペダルの踏みはじめに少し遊びがあった先、実際にブレーキを効かせられる部分の踏みしろが非常に狭く、コントロールしにくい印象でした。それに対してノア・ヴォクのそれは普通のブレーキを踏む感覚で踏めるようになりました。厳密にガソリン車と乗り比べるとやや違和感がありますが、鈍感な人なら同じと言うでしょう。

エンジン始動時、床がぶるぶると震える感じがなくなった

エンジンのアイドリング時にプリウスやアクアはフロアが共振します。

立て付けの悪いシートと相まって、シートの座面も小刻みに振動するので、それが気になりだすと相当に気になるんです。でも、ノア・ヴォクシーではそれが改善されていました。

ですが、相変わらずアクセルペダルから微かに伝わる振動は残ります。

燃費と静粛性はハイブリッドの勝ち

当たり前ですが、ハイブリッド試乗時の燃費は11.8km/Lで、ガソリンモデルの9.8km/Lより優れています。

また、静粛性についてもハイブリッドの方が静かなんですが、これについてはエアコンをつけていたら気付かない程度の違いでした。

充分に静かでパワフルなガソリンエンジン

次にガソリンエンジンモデルに乗り換えると、ハイブリッドの発進時に感じたモッサリ感はなく、パワフルに走ってくれます。

クルマは発進時に一番ガソリンを消費します。

そこをモーターで補うことで燃費を改善するのがハイブリッドシステムの特徴のひとつですが、それでも少しでも燃費を改善するためにエンジン出力も抑制し、エンジンによるガソリン消費を抑えるセッティングがされています。このため、アクセルを踏んでもすぐにはエンジンの回転が上がらず、どうしてもモッサリした動きになってしまいます。

それに対し、ガソリンエンジンはアクセルを踏んだ瞬間からエンジン回転が上がるので、発進時に重量を感じさせないパワフルな立ち上がりを見せてくれます。その代償として、発進時は燃費がガクッと落ちてしまいますけどね。

ちなみに燃費はハイブリッドモデルと同じコースを走り、9.8km/Lでした。

ガソリンモデルはサスペンションがよく動く

…分かってます。ノア・ヴォクシーに興味をお持ちの方はサスペンションなんか興味ないと思うんですが、55ドライブ的には外せないネタなので書かせて下さい(笑)

ハイブリッドは車両重量の重さもあって、足がガソリンエンジンモデルほど良く動きません。

「足が動く」というのは、カーブを曲がる時に横に大きく傾くといったデメリットを述べているわけではありません。デコボコを乗り越えた時にショックを吸収しつつも、その後でフワフワ感が続くことなく、揺れも収まるということです。ややドシッドシッと乗り越えるハイブリッドモデルに対し、足がポンポンと動いて直ぐに揺れを収めてくれます。

ハイブリッドモデルがダメというわけでなく、ガソリンモデルによりその良さを感じたのです。

運転がしやすい

運転のしやすさは走り出して直ぐに感じました。

それは5ナンバーサイズに収まる大きさ(エアロ系グレードは3ナンバー)という物理的な理由もありますが、とにかく視界が良い。前方の見切りも良く、車幅感覚が掴みやすいです。ステアリングやブレーキに関しても頼りなさはなく、長距離でも肩の力を抜いて乗っていられると感じました。IMG_9964

ハイブリッドかガソリンか?→下取りを考えるならハイブリッドがベター

大前提として、エアロ系グレードにはハイブリッドモデルはありません(2015/8現在)。
なので、ノアの「Si」や前代でも大人気であったヴォクシーの「ZS」やその特別仕様車「ZS 煌」を買うならガソリン車1択になりますIMG_9965

それ以外のグレードを狙っている方は、ハイブリッドモデルを買うか、ガソリンエンジンモデルを買うか悩みますよね。
ちなみにディーラーで聞いたところ、販売台数はほぼ半々とのことでした。

燃費だけで元を取るのは難しいですが、将来的に下取りに出すときの価格差を考えれば、ハイブリッドの方が正解です。
ただし、そんなハイブリッドよりもエアログレードの方がさらに下取りは高いので、あくまで通常グレードで選ぶときの話です。

一応、燃費面での違いを書いておくと、ガソリンとハイブリッドの価格差は諸経費を入れると約36万円で、前述の通り試乗ではリッターあたり2kmしか燃費は変わりませんでした。ただし、ストップ&ゴーが続く街乗りではどんどん燃費が落ちていくガソリン車に対して、ハイブリッドはストップ&ゴーではむしろ燃費が伸びていきました。

信号や渋滞で頻繁に止まるような乗り方をする場合は、燃費で見てもハイブリッドの方が良いですね。

最大のライバルはステップワゴン。クルマの出来はあちらが上。

冒頭にも書いたとおり、最大のライバルはホンダの「ステップワゴン(2,288,000円~)」です。

そのポイントは以下の通り。

・新開発のダウンサイジングターボエンジン
・上にも横にも開くトランク「わくわくゲート」
・床下格納の3列目シートなど、広々とした車内空間
・高性能な安全装備「ホンダセンシング」

他の競合車種としては日産「セレナ」もあり、販売も好調です。
しかし、もうモデル末期ですし、ハイブリッドもシンプルなもので、自動ブレーキもステップワゴンのような高性能なものではないので、敢えて選ぶ理由が見当たりません。

では、ノア・ヴォクシーの優れている点はどこかというと、こんなポイントになります。

・プリウス譲りの高性能なハイブリッドシステム
・純正品・社外品ともに豊富なカスタマイズ用パーツ

おすすめグレード:ヴォクシーZS(7人乗り)

ノア・ヴォクシーはガソリンエンジンが2,273,143円~、ハイブリッドモデルが2,931,429円~で用意されています

そこから僕が選ぶとすれば、ヴォクシー「ZS 7人乗り(2,674,285円)」を買います。
(ノアの同等グレードはノア「Si 7人乗り(2,674,285円)」)

その理由は…。

  • 快適なエアログレード専用シートを装備
  • 2列目が快適なキャプテンシート
  • エアログレードはハイブリッドモデルより下取りが高い

おすすめオプション:カーナビは社外品が正解

必須オプションは両側の「ワンタッチスイッチ付パワースライドドア(59,400円)」です。
標準では左側だけがパワースライドドアとなっています。

また、ご家族の安全も考えて「SRSサイドエアバッグ+SRSカーテンシールドエアバッグ(48,600円)」もつけたいですね。

一方、カーナビについてはメーカーオプション品だと約40万円と高価な上、ノア・ヴォクシーであれば専用デザインで、より高性能&しかも安いナビが多く販売されています。通販で購入してDIYで付けるもよし、ディーラーで購入時に掛け合って、装着をお願いするのも手ですね。

値引きは約40万円、予算300万円ちょっと見ておきましょう

値引きはグレードやオプションにもよりますが、条件次第では約40万円程度とのこと。
前述のオプションや社外製ナビ、フロアマット等の最低限の用品も含め、300万円ちょっと予算をみておけば良いでしょう。

また、新古車を見つけることができれば、納期は一気に短縮・価格もグッと低い1台に出会えることがあります。

こちらのサイトでメーカー・車種名を入力し、備考欄に「新古車希望」と書いておけば、一般の中古車サイトに掲載される前の非公開情報から、新古車を探してもらうことができますよ。

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クルマとしての真っ向勝負だとステップワゴンの勝ちですが、そこはぜひ個性的でカッコいいヴォクシーに仕立てて、ステップワゴン乗りを見返してやりましょう!(笑)

今の愛車を高く売って、購入予算を稼ぎましょう♪

「あと10万あれば、あのオプションに手が届くけど…さすがにこれ以上は無理。」

そう思っているあなた、諦めるのはまだ早い!

ディーラーに下取りなんかに出さずに、一括査定で一番高く買ってくれるお店に売れば良いんです!
ちょこっと手間は増えますけど、それで欲しいオプションが付けられれば、安いもんじゃないですか??

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