Defi ADVANCEやPivotサイバーゲージ、モノも工賃も高すぎます…
スポーツカーに乗っていると、追加メーターが欲しくなりますよね!
ダッシュボードに追加メーターが並んでいると、なんだか速そうなクルマに見えますし、ブースト計でターボのかかり方を見ながら走ったり、サーキット走行の際は正確な水温や油温を把握することは、安全走行のためには必須です。
ところが、これがまた高いんですよね…。
普通に水温計・油温計・油圧計・ブースト計を取付けると10万円コース
Defiの代表的なメーター「ADVANCE CR」で、一番オーソドックスな組み合わせである、水温計・油温計・油圧計・ブースト計という4つのメーターを組み合わせたとすると、こんな金額になります。
コントールユニット | 12,000円 |
水温計 | 14,000円 |
油温計 | 14,000円 |
油圧計 | 20,000円 |
ブースト計 | 17,000円 |
工賃×4 | 20,000円 |
合計 | 97,000円 |
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さらに、当然メーターに表示する温度や圧力は測定する必要があるわけで、そのためには車内の配管にセンサーを装着する必要があります。これをショップに依頼すると、大体1個あたり5,000~10,000円ぐらいの工賃を取られるので、部品代と工賃で10万円コース。
というわけで、僕自身、こういうメーターを付けたことがありません(笑)
そこで、追加メーター代をできる限り安く抑えようというのが今回のテーマです!
OBD2を活用しましょう♪
OBD2とは、クルマに付いている端子の名前で、元々は故障診断用コンピューターを接続するためのものです。
1998年以降にアメリカで販売される自動車には装着が義務づけられた結果、2000年以降に発売された車種であればこの端子がついています。
その機能の一つとして、エンジン回転数や水温などといったデータを取ることができるので、そのデータを利用して追加メーターに表示させるメーターが多くのメーカーから発売されています。
OBD2の最大のメリット
OBD2を利用する最大のメリットは、配線が簡単ということです。
多くの場合、OBD2端子はハンドルの下にあるヒューズボックス周辺にコネクターがあります。
ここにカプラーオンで取り付けるだけなので、手順はたったの2ステップ。
- ヒューズボックスの蓋を開ける
- OBD2のコネクターに、メーターのケーブルを挿す
以上(笑)
ショップに頼む必要など、まったくありません!
OBD2から取れるデータ
元々が故障診断用の端子ということもあり、メーカーや車種によってOBD2から取り込めるデータ形式に微妙な違いがあります。
2010年前後にフルモデルチェンジしている車種であれば、統一規格であるISO-CANに準拠しているのでほぼ全てのデータを取り込むことができますが、それ以前の車種の場合、車種によって取れるデータ・取れないデータに大きな差があります。
トヨタ86にDefi Smart Adapter Wを繋いで表示できるデータ
取れるデータの一例として、DefiのOBD2接続ユニットであるDefi Smart Adapter Wを86に繋いだ場合に取り込めるデータを紹介します。
- 車速
- 回転数
- 水温
- アクセル開度
- 吸気圧
- 吸気温度
- バッテリー電圧
OBD2の弱点
上記の取れるデータを見て、「あれ??」と思った方、鋭いです。
そう、水温とブースト圧は取れるんですが、油温と油圧は取れないんです…(´ω`)
そこは安く上げるための犠牲だと割り切って下さい。
安上がりに水温・油温・油圧・ブースト計を実現する、3つの方法
では、ここからは4つの代表的なデータを取る方法を予算別に3つご紹介します。
Defi Smart Adapter W
将来、お金が貯まった時にDefiのメーターを買い足すことを考えた時、ムダにならないのがこのスマートアダプターW。
水温とブースト圧をOBD2から取り、油温と油圧はセンサーを使って取り、これらのデータを統合してスマホやタブレットにBluetoothで転送して表示できる、Defi Smart Adapter Wを使用する方法です。
コントールユニット | 13,000円 |
Smart Adapter W OBDセット | 19,000円 |
油温計 センサーセット | 8,000円 |
油圧計 センサーセット | 15,800円 |
工賃×2 | 10,000円 |
合計 | 65,800円 |
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これでもなかなかのコストですが、メーターとセンサーを4台分取付けるのと比較すれば、3万円ぐらいお得です。
もちろん、Smart Adapter WではOBD2経由で他のデータも取ることができるので、そのメーター分も浮くと考えればさらにお得ですね。
しかも、これはDefi ADVANCEシステムを用いた構成なので、Defiのその他のメーターを後から購入して拡張することができます。
OBD2対応レーダー探知機
「スポーツカーにゴチャゴチャ画面は付けたくない!」という人でも、レーダー探知機は付けますよね(笑)
メーターのカッコ良さでは劣りますが、今や低価格のレーダー探知機とOBD2ケーブルのセットでもも15,000円ぐらいで買えます。
ということは、お値段もこんな感じに。
VA-820EZ | 10,000円 |
OBD2接続ケーブル | 5,000円 |
温度計 | 13,000円 |
圧力計 | 18,000円 |
工賃×2 | 10,000円 |
合計 | 55,800円 |
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どうです!?5万円台まで落ちてきました!
当然、レーダー探知機としても使えるので、かなりのコスト削減になってませんか!?
とはいえ、油圧まではOBD2では拾えないクルマがほとんどなので、外部メーターも必要にはなります。
あ、レーダー探知機に興味をお持ちの方は、日本一詳しく書いていると自負しているこちらの記事もどうぞ!(笑)
安かろう悪かろう、ELM327によるスマホ接続
あれっ?4つ目ですね(笑)
これは僕自身が使ってみて、とてもオススメできないと感じたので、数には含めないで書くことにしました。
「安くOBD2」というと、ELM327に代表されるOBD2アダプターを使って、OBD2からの情報をWiFiやBluetoothで飛ばす→それをスマホの専用アプリで表示させる、というものがあります。WiFiアダプターは2,000円前後、アプリも無料~4000円程度のものまで各種あるので、安さでいえば一番安いです。
※OBD2なので、油温・油圧は取れません。
僕もiPhone用のOBD2-WiFiアダプターと、DashCommandというアプリの有料版を使っていたことがありますが、これが頻繁にフリーズして、水温をチェックして大丈夫かと思いきやフリーズしていた、ということが何度もありました。
まとめ…になってない。
そんなわけで、お金があれば格好良くDefiで揃えたいところなんですが…安くメーターを揃えるという観点からは、レーダー探知機+油温&油圧計のセットをオススメします!
最近この手の記事ばかり書いてますが、「もしユーノスロードスター買ったとしたら、何を付けよう」ということばかり考えているからです(笑)
NAロードスターにはOBD2がそもそも装備されていないので、センサーを使ってデータを取る方法しか選べないのですが、メーターをごちゃごちゃ付けるのと、画面ひとつでスマートに管理するのと…悩みます^^;