今回の3分ワインディングは、お待たせしました!ヤビツ峠!
しかも、史上初の1分拡大スペシャルでお送りします!
頭文字Dに登場していることはもちろん、自転車のヒルクライムの聖地、さらには登山の拠点にもなっている、みんな大好きヤビツ峠。
そんなわけで、あの有名な売店があるところまでは混んでいることも多いので、僕みたいなひねくれ者は奥の裏ヤビツが好きだったりします。
Googleマップ&アクセス
そんなヤビツ峠は、神奈川県の宮ヶ瀬湖と秦野市を結ぶ県道70号線の大半を占める、全長25kmのワインディングです。
先ほど触れた売店のあるポイントは秦野からの路線バスの終点になっていますが、ここから秦野側が通称「表ヤビツ」、宮ヶ瀬側が「裏ヤビツ」と呼ばれています。
最寄の高速インターは東名の秦野中井インター、または裏ヤビツから入るなら圏央道の相模原インターからも行きやすいです。
走ってみるとこんな峠
裏ヤビツ
ダウンヒルの方が景色が良いので、今回は裏ヤビツから入っていきます。
県道64号線から分岐して3kmほどは2車線道路ですが、その先はあっさりと1車線になります。
ここから売店のところまで約15kmの間、センターラインはほとんど出てきません。すれ違い困難なポイントも多いので、峠道に慣れていない人には心からオススメしません。
とはいえ、宮ヶ瀬湖周辺にはキャンプ場も多く、地図の上では一直線に東名高速に行ける道に見えますから、何も知らない観光客がどはまりしていることも多いです。
たとえ相手の方が退避場所に近いと感じても、あちらはパニック状態なので広い心でバックしてあげましょう。
実はタイトコーナーはそれほど多くないんですが、とにかく道が細くて見通しも悪いので運転には注意が必要です。
一方、緩い連続コーナーで先が見通せる区間もあって、そのあたりはラリー気分で楽しく走れちゃったりもします。
売店の手前5kmあたりに連続ヘアピンがあるんですが、このあたりから若干路面がきれいになり、少しですが2車線区間も出てきます。裏ヤビツの数少ないお楽しみポイントですね。
表ヤビツ
そして、ようやく売店に到着。
しかーし、裏ヤビツよりはマシと言うだけで、表ヤビツも決して走りやすくはありません。
相変わらずほとんどの区間はセンターラインがない上、観光客、自転車、はたまた路線バスまで走っているので、むしろ裏ヤビツより危ない部分すらあります。
ヘアピンで路線バスとすれ違う時なんてもう最悪ですよ(笑)
ここから先は頭文字Dでも語られているとおり、道が広がったり狭まったりを繰り返す、かなりトリッキーな道です。
裏ヤビツと違って路面はきれいで走りやすいんですが、カーブミラーでも見つけづらい自転車の存在を考えると、やはり慎重に走るべきです。
3kmほど下ると、菜の花台展望台があります。
空気が澄んでいると遠く富士山や江ノ島の方まで見えます。ちなみに、小田原あたりで花火大会があったりすると、見物客で大混雑します。
展望台から4kmほど下ると峠の終点になりますが、相変わらず1車線の区間もありますし、展望台にでかける車の分、さらに交通量が増えるので、最後まで気を抜かずに運転しましょう。
峠グルメ
今回の峠グルメは、峠の終点から3kmほど行ったところにある上品なおそば屋さん、「石庄庵」。
おすすめは三色せいろで、さっぱりした白っぽい十一そば、腰のある黒っぽい田舎切り、そして旬の食材を打ち込んだ御膳せいろを食べ比べできるメニューです。夏の御膳せいろはらっかせいした。
まとめ
決して走りやすくはないのに、なぜかひき付けられるヤビツ峠。
僕も宮ヶ瀬のオフ会帰りに気付いたら使っていることが多くて、今や裏ヤビツを走るとなんだか落ち着くようになりました。
とはいえ、何度もお伝えしているとおり、観光客や自転車も多いので、たとえ慣れていても安全運転で楽しんでくださいね。