超小型レーダー探知機が欲しいあなたにはピッタリ!
最近はカーAVがかなり進化して、車内にモニターが3つあるようなクルマも珍しくなくなってきましたよね。
カーナビ、バックモニター、レーダー探知機、後部座席用のモニターなどなど。
しかし、これらに加えてスマホの充電器やらドラレコからのびるケーブルが車内を這い回り、目障り!
「とにかくスッキリさせる!」ことを美徳として、整理されたインテリアを追求するような人もいます。
そんな人にオススメするのが、異彩を放つレーダー探知機、コムテックのZERO100Lです。
液晶画面がない!
このZERO100L最大の特徴は、液晶画面がないこと。
一昔前に多くみられた、薄型コンパクトなソーラー式のレーダー探知機のような外観です。
コムテック 薄型コンパクトボディタイプ超高感度GPSレーダー探知機 ZERO 100L
今時のレーダー探知機と言えば、オービスの手前で警報を鳴らして、今のスピードとオービスまでの距離が表示され注意を促す…というものですが、なんとその視覚情報をバッサリ切り捨てるという、実に大胆な製品です。
なので、あなたがごく普通のレーダー探知機が欲しいのであれば、こちらの記事の方が役に立ちます。
警報は、音声と2つのLEDのみ
音声警告
画面がないレーダー探知機なので、警報も一般的なレーダー探知機の音声警告だけをそのまま使う形になっています。
よくある、「ピロン♪ピロ~ン♪約500先、高速道路ループコイルがあります。時速は約120キロ。制限速度は100キロです。」といったもの。
警報音のタイミングも普通のレーダー探知機と一緒で、高速道路であれば2km→1km→500m→200mの順に案内されます。
LED
音声以外の数少ない警報としては、本体前面のLEDがあります。
LED自体は4つありますが、左端は電源ランプで常時点灯しているので、説明は割愛します。
GPS受信ランプ
ループコイル式の速度自動取締機や、駐車禁止ポイント、GPSによる位置情報を元に警報がされるときに点滅します。基本的に距離が近付いていくと点滅速度が早くなる仕組みで、警報音を聞き逃したとしても、注意喚起をしてくれます。
また、警報の内容に応じて、点滅する色が変わります。
- 赤:オービスやネズミ取りポイントなど、スピード違反に注意が必要な場所
- 黄:Nシステムや信号無視取締ポイントなど、スピード以外に注意が必要な場所
- 緑:道の駅やトンネルなど、取締とは関係のない案内
レーダー波受信ランプ
左から3つ目の「RADAR」と書かれているランプはレーダー波を受信したときに光るランプで、レーダー式のオービスやネズミ取りの電波をキャッチしたときに光ります。
オービスであれば何百mも手前から受信できますので、万が一、音声警告を聞き逃したとしても、このLEDに気付けばセーフです。ただし、ループコイル式のLHシステム等は何の電波も発信しないため、LEDは点灯しません。あくまで、ごく一部のオービスの場合にだけ点灯するものなので、気を付けて下さい。
ネズミ取りに関しては、違反車両が接近したときに一瞬だけ電波を発信し、そこで測定が完了してしまいますので、光ったときには手遅れです。なので、このランプは過信しないようにしましょう。
無線受信ランプ
右端の「RCV」と書かれているランプは、なんらかの無線電波を受信したときに光るランプです。
最初に言うと、僕はこの手の無線警告はムダだと思っているのでオフにしています。
カーロケーターや取締場所におけるトランシーバーの無線電波など、取締に直結する無線もあるにはありますが、取締とはまったく関係のない無線、消防車や救急車などなど、無意味な電波を受信しても反応してしまうので、必要のない警告を出され続けることになります。あまり警告が多いと、肝心な警告も聞き流してしまうので、オフにすることをオススメします。
設置場所に注意!
「どうせ見るべき画面もないし、ダッシュボードをスッキリさせたいから見えない場所に置いておこう」と思ったあなた。
目立たない場所に置くと、警告が不十分になる可能性があります。
画面がないとはいえ、GPSを受信して警告を出すという仕組み自体は他のレーダー探知機と一緒なので、ダッシュボード上のフロントガラス近くに設置する必要があります。
ZERO100Lの形状から、ETC車載器のような形で足元近くに置きたくなる気持ちは分かりますが、受信状態が悪くなるのでやめましょう。(ちなみに、ETCはフロントガラスに別のアンテナを取り付けているので、本体を別の場所に置くことができます)
ちなみに、公式サイトにあるこの写真だとケーブルが写ってませんが、実際には電源ケーブルをつなぐ必要があります。
性能は2015年モデルのZERO300Vと同等だが、高すぎる…
「とにかくダッシュボードをスッキリさせたい」というニッチな需要に応える製品で、レーダー探知機としての性能は2015年モデルとして一般的な水準です。
というか、同じコムテックの2015年モデルZERO300Vの、画面がないバージョンがZERO100L、という理解で間違いありません。
OBD2にも対応していますし、移動式小型オービスの設置ポイントにも対応、OBD2接続も可能です。
ただ、実勢価格がZERO300Vとほぼ変わらないというのが驚きです。
僕にとって、レーダー探知機は「見やすい場所にあるスピードメーター」としての役割も兼ねているので、液晶がないZERO100Lではその役には立ちません。にもかかわらず、価格は一緒。
よほど「画面が増えるのがイヤ!」という方でなければ、他のレーダー探知機をオススメします。
薄型コンパクトが必須なら、唯一の選択肢
とはいえ、本当に画面表示が不要で、とにかく目立たないことが重要と思える人にとっては、他の選択肢はありません。
中身は2015年のモデルとして必要充分なスペックを持っているので、あなたが「画面は絶対にいらない!」と思えるのなら、買って損はしませんよ♪
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