今回の3分ワインディングは、塩那道路。
ドライブ好きでもこの道を知らない人が多いんじゃないかと思います。
なぜなら、全長50kmあるこの道路、7km行ったところでこんな状態になっている、計画中止になった道路だからです。
Googleマップ&アクセス
そんな塩那道路は、塩原温泉郷から2kmほど北に行ったところから始まります。
いくつもの山を越えて那須高原につながるはずだった道ですが、先ほど言ったとおり7kmで道は終わります。なにしろ、すでにある一般道なら那須高原まで27kmで行けるのに、そこにわざわざ50kmの峠道を作るだなんて、どう考えてもおかしいですよね。
最寄の高速インターは東北道の西那須野塩原インターで、日塩もみじラインもすぐそばにあります。
走ってみるとこんな峠
そんなわけで、物好きな走り屋と工事関係者以外は近寄らない道ですが、ここは本当に強烈な峠です。
無理やり例えるなら、いろは坂の下りをベースにして、直線部分にヤビツ峠のコーナーを当てはめたような感じ?
これまで紹介してきた峠の中で一番急な下り坂で、ヘアピンによるつづら折りもあるんですが、ヘアピンとヘアピンの間もまた緩い連続コーナーと直角コーナーの組み合わせという、かなりテクニカルなレイアウトになっています。
道はほぼ全線2車線で、ほとんどクルマが通らないので舗装もキレイです。そして、行き止まりですから他のクルマに出会うこともまずありません。ただ、逆に落石や木の枝が道のど真ん中に落ちていることもあるので、気が抜けません。
まぁ、なんだかんだ言ってここのダウンヒルは楽しいです。ここまでのジェットコースター感覚が味わえる峠はなかなかありません。
ただ、万が一、事故ったりしたらなかなか発見してもらえませんし、ガードレールの向こう側は崖なので、いつも言ってますけどほどほどにしておきましょうね。
ちなみに、通行可能な期間は4月末から11月末までの、朝8時から夕方6時までです。これ以外の時間はガッチリとゲートで閉じられるので、間違って閉じ込められないようにしましょう。
峠グルメ
今回の峠グルメは、西那須野にあったおそば屋さん、その名も「大和」。
天せいろがたしか1500円だったと思いますが、天ぷらがエビとシシトウの他、3品をチョイスできます。
僕はキス・アスパラ・さつまいもを選んだんですけど、キノコが大嫌いなので、このシステムはポイント高かったです。
まとめ
さすが東堂塾のホームコース。あっという間にスピードが乗ってしまう急勾配、ライン取りを間違えると底を擦るようなヘアピンなど、かなりハードなコースです。
走るのは楽しいし、景色も素晴しい、しかも知られていないだけで意外と行きやすいので、結構好きになりました。
那須や塩原の観光ついでにもいけますし、いろは坂・もみじラインと組み合わせての聖地巡礼もやりやすいので、ぜひ言ってみてください。