ユピテル・コムテック・セルスターのレーダー探知機を4台設置して比較!
レーダー探知機にも限界はあるとはいえ、それでも「少しでも捕まるリスクを減らしたい!」という人もいますよね。
僕自身は「安物1台で充分で、高級機のおかげで助かることなんてそうそうない」という考えではありますが、「そうそうない」というだけの話で、もしかしたら何%かは捕まるリスクが減るかもしれません。
というわけで、実際に3メーカー・4台のレーダー探知機(取締データ内蔵のカーナビを含む)を設置してメーカーごとの警告の違いをチェックし、最強の組み合わせを探ってみました!
イチオシの組み合わせは、ユピテル W50+セルスターAR-313EAの組み合わせ。
2台買っても、最上位モデルを1台買うぐらいの予算で買えますよ。
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細かな理由を知りたい方は、続きをどうぞ。
実験に使用したモデルはこちら
今回の実験に使用したのは、以下の4台です。
- ユピテル GWR303sd
- コムテック ZERO703V
- セルスター AR-212EA
- ユピテル YPB743
ユピテル GWR303sd
2017年1月に発売された、ユピテル2017年モデルの最上位機種(7月現在)。
高価なだけあって、他社製品を上回る取締・検問ポイントの登録数を誇り、初期設定のままでもリスクの高い情報を中心に音声警告が流れるようになっていて、「うるさいから結局警告を聞かなくなる」ということが起きにくいです。
また、取締の頻度に応じて「レベル1~5」で取締ポイントをレベル分けしているので、「特に気を付ける場所」がとても分かりやすいです。
もちろん、新型の小型オービスのレーダー波受信も対応。
機能面でいえば、間違いなく最強のモデルです。
コムテック ZERO703V
2017年2月に発売された、コムテック2017年モデルの上位機種。
といっても、最上位の803Vとの違いは画面サイズぐらいで、レーダー探知機としての機能は最上位と言っても問題ありません。
コムテック2017年モデルの特徴は「取締共有システム」で、別売のWi-Fi内蔵SDカードを装着すると、ネット経由で取締共有システムに対応した他のレーダー探知機の情報を受信し、実際に取締が行われていた場所の情報をリアルタイムで入手することができます。
もちろん、新型の小型オービスのレーダー波受信も対応。
コムテックのレーダー探知機は本体や画面表示のデザインがスタイリッシュなので、僕が普段使いしているのがこの703Vです。
セルスター AR-212EA
2015年4月に発売された、セルスター2015年モデルの入門機種。
やや旧型の入門機ということで、Gセンサーやジャイロは未搭載、新型の小型オービスについてもレーダー波受信には非対応でGPS警告のみとなっています。
とはいえ、ネズミ取りのステルス波や従来のオービスには当然対応しているので、データ更新さえしていれば今でも充分に使えます。
※後継機の方が高性能&安価なので、リンクはAR-313EAにしてあります。
ユピテル YPB743
これはレーダー探知機ではなく、ポータブルカーナビです。
ただ、カーナビの中に2017年モデルのレーダー探知機と同じ取締ポイント情報が収録されており、ポイントに近付くとレーダー探知機と同じように警告が流れます。
ネズミ取りやオービスのレーダー波受信機能はありませんが、GPSデータはしっかりしているので、他社製のレーダー探知機と組み合わせて使用することで弱点を補うことができます。
各メーカーの警告の特徴
2台設置するからには、同じタイミングで同じ警告を出すレーダー探知機では意味がなくて、敢えて違うタイミングで警告を出す機種を組み合わせる必要があります。
そこで、警告の種類別に僕が感じた各メーカー別の特徴を説明します。
高速道路・一般道のオービス
高速・一般道を問わず、従来型のオービスに関してはトンネル内などでなければ各社とも非常に正確で、実験中も警告音声がハモって聞こえるぐらいでした(笑)
ただし、長いトンネルの直後に設置されていたオービスでは、コムテックがGPSの再測位が間に合わずに直前警告が出ませんでした。
GPSの回復の早さはユピテルの2機種がダントツ、少し遅れてセルスターも再測位が間に合いました。
※今回の実験中は新型の小型オービスには遭遇しなかったので未チェックです。
高速道路の取締警告
高速での警告の充実度はユピテルがダントツで、コムテック・セルスターが沈黙する中で、パトカーの取締エリアを数多く警告していました。
※パトカーを探知しているわけではなく、あくまで「この辺をよく走ってますよ~」という注意喚起です。
また、制限速度の切り替わりポイントにおける警告も高速では結構重要なんですが、これは各機種ともなぜか案内する場所がバラバラで、2台設置することで効果的に補完できる気がします。
一般道のネズミ取り・パトカーによる取締警告
一般道ではオービスやパトカーだけでなく、白バイによる追尾式取り締まり、レーダーや光電管を用いた通称「ネズミ取り」による取り締まりなどもありますから、より注意が必要です。
やはりここでも警告の数が一番多かったのはユピテル、次いでセルスター、コムテックの順でした。
ただし、セルスターはユピテルと同じポイントで警告を出すことが多かったのに対し、コムテックはユピテルと異なる場所で警告を出すことが多かったです。
一般道の一時停止・信号無視・ケータイ等の取締警告
一般道におけるスピード違反以外の取り締まりに関してもレーダー探知機は警告を発しますが、この手の警告に強いのはセルスターです。
ユピテルはこの手の取り締りは初期設定だとあまり警告しないようになっていますが、セルスターは「◯◯待ち伏せエリア」という悪意ある表現(笑)でガンガン警告してきます。
コムテックも警告を出してくることはありますがセルスターほどではないので、スピード違反以外の取り締りに関する警告も重視するのなら、セルスター必須です。
まとめ:ユピテルW50&セルスターAR-313EAの組み合わせがオススメ!
上で説明したとおり、オービス・ネズミ取り・パトカーといったスピード違反系の取り締りに一番強いのはユピテルで、その他の待ち伏せ系に強いのがセルスターです。
なので、もし2台設置をするのならこの2社にしておくのが最も死角が少なくなります。
その上で、なぜW50とAR-313EAなのかを説明します。
1台目にユピテルW50をオススメする理由
W50はユピテル創業50周年記念モデルで、2017年最上位モデルのGWR303sdから無線受信機能を外した代わりに7000円も安いお買い得モデルです。
無線受信機能が外されていることを心配する方もいるかと思いますが、ハッキリ言って滅多に役に立ちません。
今や警察無線はデジタル化されて内容を聞くことはできず、工事現場で使用されているトランシーバーの電波を取締無線と勘違いして警告してくることの方が多いぐらいで、僕は無線受信機能が付いているレーダー探知機であっても警告をオフにしています。
そして、これ以外の機能は最上位のGWR303sdと一緒ですから、非常にコスパが高い。なので1台目としてオススメです。
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2台目にセルスターAR-313EAをオススメする理由
AR-313EAはセルスターの入門機で、実売価格1万円前後という安さが魅力です。
2台設置を前提に考えれば、1台目に上位機種を付けていればGセンサーやジャイロセンサーによる高精度な測位、新型の小型オービスへの対応などは心配ないので、わざわざ2台目に高価な機種を選ぶ必要はありません。
なので、2台目にはセルスターの中でも最も安価なAR-313EAをオススメします。
おまけ:4台並べるとこんな感じで警告が出ます
最後に、今回の実験の模様を動画にしてみましたので、実際どんなタイミングでどんな警告が出るのかを知りたい方は、ぜひご覧になってみて下さい。
高速道路編