国道最高点・雪の回廊・火山・温泉…盛りだくさんの志賀草津高原ルート
もう1ヶ月以上前の話になってしまいましたが、2015年のゴールデンウィークは、山梨~長野~群馬~栃木と巡る、北関東周辺のドライブを楽しんできました。
お気に入りのビーナスラインももちろん走ったのですが、それを超えると感じたのが、国道292号線の志賀高原から草津温泉を結ぶ区間、「志賀草津道路」です。
国道最高点、雪の回廊、火山地帯と、僅か40kmの間にこれほどの特徴を持ち合わせる、素晴しいドライブコースです。
国道最高点、渋峠
長野県と群馬県の県境に位置する渋峠は、日本の国道としての最高地点で、その標高は2,172m。
富士山五合目の標高が2,400mですから、それに匹敵する高さです。
しかも、富士山と違って回りには同じような標高の山々が連なっているので、見える風景はまったくの別物。
登山を趣味としている僕の友達は、なんと自転車でこの道を登ったんですが、彼は「あそこからの風景は、登山の時に見えるそれだ。」とまで言っていました!
雪の回廊
前述の通り、非常に標高が高いために、5月になっても雪が残っています。
なにしろ、道路は完全に除雪されているのに、そのすぐ横でスキーを楽しんでいるのを見ることができるという、僕としては強烈な非日常体験だと感じました。
スタッドレスを履いたSUVとかならともかく、夏タイヤのロードスターが走っている横で、スキーしてるんですよ??(笑)
雪壁が見られる道路としては、立山黒部アルペンルートが有名ですが、あちらはマイカーでの乗り入れはできません。
雪壁の規模では負けますが、それでも冬季閉鎖解除の直後であれば高さ7~8mの雪壁が100m以上続いているのが見られるので、なかなかのものだと思います。
僕は5月3日に通りましたが、まだかなりの高さがありました。
例年11月から4月下旬は冬季通行止め
雪壁があるぐらいなので、当然冬季は通行止めです。
なんと、雪に覆われた道路は、そのままスキー場のゲレンデになるそうです(笑)
なお、平成26年の草津白根山噴火警戒レベル引き上げに伴い、17時~翌日5時までは夜間通行止めとなっています。
活火山の草津白根山
緑に覆われた長野県側から走ってきて渋峠を越えると、今度は風景がガラッと変わり、荒涼とした火山地帯としての姿を見せます。
白根山は今も火山活動が続いている活火山で、活動が活発化した平成26年6月以降、山頂の湯釜周辺は立入禁止となっています。
これに伴い付近の駐車場も閉鎖、路上駐車も厳禁とされており、係員が配置されています。
実際にこのエリアは火山性ガスで覆われており、窓を開けて走行していたりすると硫黄の臭いがはっきりと分かります。
窓を開けて高原ドライブを楽しんでいたのですが、なんだか気分が悪くなったような気がして窓を閉めたぐらいなので、走行される際は気を付けて下さい。
(阿蘇山のような「窓を閉めて下さい」というほどの警告はありません)
草津温泉の渋滞
ゴールデンウィークまっただ中の5/3、交通量はそれなりにあるものの快適なドライブができていましたが、最後の草津交差点の手前1kmぐらいから、がっつり渋滞していました。500mぐらいは裏道も一切無く、市街地に近付いてから入った裏道でも結局迷ってしまい、一応は渋滞回避したものの、トータルで30分程度ロスしてしまいました。
もし事前に渋滞が分かっていれば、天狗山レストハウスのところから草津熱帯園に抜ける道を使って迂回することができたと思います。
ぜひまた行きたい道になりました♪
今回はゴールデンウィークと言うことで車も多かったので、もう少し空いている時期に、是非また行きたいと思います♪