エスクァイア買うなら要注意!ノアの方が15万円はお得です!
ノア・ヴォクシーの購入を検討している人にとって、ノアよりもチョット高い分、高級感漂うエスクァイアは気になる存在ですよね。
ですが、エスクァイアを買うと15万円以上損するかも!?
今回は、ノアと比較しながらその理由を解説します!
エスクァイアとノアの8つの違い
そもそも、エスクァイアとノアは内外装のデザインが違うだけの兄弟車。
まずは、ノアのオプションではカバーしきれない主要な違いを紹介します。
高級感のあるフロントグリル
エスクァイアの「クラスを超えた高級感」というコンセプトが、「マジェスタ」に似せられたデザインによって体現されています。
ノアのフロントグリルが水平ライン基調なのに対して、エスクァイアのフロントグリルは垂直方向のラインが基調となっていることがデザインコンセプトの大きな違いです。
レザー調素材のインテリア
エスクァイアのドア内装やフロントパネルは、ステッチ入りのレザー調素材張りになります。プラスチックむき出しや、ファブリック素材で張られてあったりするノアのインテリアよりも高級感があります。
内張の素材以外、インテリアデザイン自体はノアと同じです。
ベージュ内装が無い
エスクァイアの内装色はブラックとバーガンディの2択です。
(バーガンディは、黒と茶色のコンビネーション)
ノアに用意されている、ベージュ系の内装色はありません。
合皮シート&木目調ハンドルの設定がある
エスクァイアの上級グレードには「昇温降温抑制機能付き合成皮革シート表皮」仕様のシートが用意されます。このシートの設定は、ノアにはありません。
通常のファブリックシートよりも明らかに座り心地が良く、セミアニリンの本革シートをも思わせる質感があります。「昇温降温抑制機能」とはシート表皮の温度変化を抑える機能で、「夏は熱くて冬は冷たい」というレザーシートのデメリットを緩和する、面白い機能です。
エアロの種類が少ない
オプションカタログには「トヨタ純正」「モデリスタ」「TRD」の3社のエアロがラインナップされますが、それぞれ1種類、計3種類のみの設定となります。
計5種類が用意されているノアやヴォクシーに比べるとカスタマイズする楽しみは少ないです。またエアロ以外でもLEDパーツやホイールの種類も若干エスクァイアの方が少ないです。
両側パワースライドドアが標準装備(上級グレード)
エスクァイアの上級グレード(ガソリン・ハイブリッドとも)には両側パワースライドドアが標準装備です。
一方、ノアは全グレードでパワースライドドアは左側のみで、両側パワースライドドアは59,400円のオプションになります。
充実の紫外線対策が標準装備
後席用サンシェード・スーパーUVカットガラス・快適温熱シートの3点セットがエスクァイアには標準装備されています。
ノアは後席用サンシェードがグレード別設定で、設定の無いグレードではオプションでも選べません。
また、スーパーUVカットガラス(フロント)と「快適温熱シート」はノアだとハイブリッドの上級グレードのみの設定になりますが、エスクァイアは最廉価グレード以外全車標準装備です。
最安グレードの価格差は35万円
エスクァイアとノアの最安グレードは以下の通りです。
エスクァイア:2.0Xi(259.2万円)
ノア:2.0X Vパッケージ 8人乗り(224.2万円)
また、ノアはガソリン車4グレード、ハイブリッド2グレードという展開に対して、エスクァイアの方はガソリン車・ハイブリッド車それぞれ2グレードのみで、ノアの「Si」に相当するエアロ系グレードもありません。
ノアが15万円以上お得!
そう言える理由は、装備の差や車両本体価格の差だけでなく、値引きの差まで考えると価格差が逆転するからです。
値引きは、エスクァイアが20万円、ノアが40万円
僕が2015年6月頃にカローラ店で聞いたところ、ノアだと値引きが40万円と言われたのに対して、エスクァイアの値引きは「基本的には20万円程度、残りは下取りで頑張ります」と言われました。
20万円も差が付いている上に、ディーラーの下取り額なんてものは上がって当たり前。そんなことに期待するぐらいなら、ノアを買って下取りの代わりに一括査定に出せばもっと高く買い取ってもらえますよ。
エスクァイアの豪華装備はオプションで補える
エスクァイアの特徴である豪華装備は、ノアにもオプションで似たような装備を装着することができます。
たとえば、最上級グレード同士の比較だと、エスクァイアの方が充実している装備は表の中にある3点。
車種 | エスクァイア | ノア |
---|---|---|
グレード | ハイブリッドGi | ハイブリッドG |
車両本体価格 | 320.4万円 | 305.5万円 |
エスクァイアの豪華装備と、対応するノアのオプション価格 | 本革巻ステアリング | ウッド調ステアリング 34,560円 |
両側パワースライドドア | 助手席側パワースライドドア 59,400円 |
|
昇温降温抑制機能付き合成皮革シート表皮 | レザー調シートカバー 81,000円 |
|
オプション込み価格 | 320.4万円 | 323.0万円 |
さすがにレザー調の内貼りまでは選べませんが、それ以外の装備であれば、ノアでも17万円程で装着できるのです。また、Amazonあたりで探せば車種専用のレザー調シートカバーが2万円ぐらいから出回っています。
値引き差によって、最上級グレード比で、ノアが約18万円お得に逆転!
上記の最上級グレード同士を比較だとエスクァイアが320万、ノアが305万+オプション17万=322万となり、ノアの方が2万円高くなります。
しかし、値引きはノアの方が20万円多いですから、実際の価格差はノアの方が18万円安くなります。
もちろん、ノアにはオプション設定できないような装備もありますが、一般的に気になるような装備は大体揃うので、ノアの方が15万お得と言えますね♪
エスクァイアもノアも、走行性能は同じ
基本的に内外装が違うだけの兄弟車なので、走行性能は変わりません。
燃費は同じ
燃費に関してもノアとエスクァイアは変わりません。
僕が試乗した時は、ハイブリッドモデル同士でノアの11.8km/Lに対して、エスクァイアが8.4km/Lと落ちました。ただしカタログ上の燃費も車両重量も全く同じですから、試乗コースの違い、信号で止まった回数の違いによる誤差だと思います。
足回りの設定も同じ
エスクァイアの方が足回りがソフトだとか、そういった違いもありません。
強いて言えばエスクァイアの「昇温降温抑制機能付き合成皮革シート表皮」のシートの方が、ノアのファブリックシートよりも少し乗り心地がよかったです。ファブリックシート同士で座り比べた時は違いが分かりませんでした。
ノアは消費者にお得なクルマ。エスクァイアはトヨタにお得なクルマ
エスクァイアとノアの違い、まとめるとこの2点に集約されます。
- 同レベルの豪華装備を付けても、15万円以上ノアが安い
- 走行性能や燃費性能、使い勝手に差が全く無い
エクステリアや、ノアにオプション設定できない内装部分などにこだわりがない限り、ノアの方が絶対お得です♪
ところが、新車販売台数ランキングを見るとヴォクシー>エスクァイア>ノアとなっていて、割高と言えるエスクァイアが結構売れています。さすが、トヨタは商売がお上手です(笑)
でも、この記事を読んでトクしたあなたは、ぜひ15万円をうまく使ってあなただけのノアを作り上げてくださいね♪
ちなみに、新古車を見つけることができれば、納期は一気に短縮・価格もグッと低い1台に出会えることがあります。
こちらのサイトでメーカー・車種名を入力し、備考欄に「新古車希望」と書いておけば、一般の中古車サイトに掲載される前の非公開情報から、新古車を探してもらうことができますよ。
車探しの専門家が、ご予算や条件に合わせたあなたにピッタリの車をご提案【ズバット車販売】
今の愛車を高く売って、購入予算を稼ぎましょう♪
「あと10万あれば、あのオプションに手が届くけど…さすがにこれ以上は無理。」
そう思っているあなた、諦めるのはまだ早い!
ディーラーに下取りなんかに出さずに、一括査定で一番高く買ってくれるお店に売れば良いんです!
ちょこっと手間は増えますけど、それで欲しいオプションが付けられれば、安いもんじゃないですか??
コメント
今日わ。ノアもエスクァイヤーも時期により色んな部品も変更されていますので、どちらが良いか難しいですよね。
エスクァイヤーの安いグレードはファブリックなので、ノアがお得かも知れませんが
最近エスクァイヤーの一番安いグレードが売れ筋?とも聞きます。
ガソリン安いから?
遮音や剛性感は両方乗ったので、エスクァイヤーのほうが少し静か、重厚感ありました。溶接?、合皮トリムが効いてる?
落ち着いた内装のプラシーボもあるかな。
これは、ネットで騒ぐと叩かれますよ(^^;
とはいえオカルト説な?感覚的なものもあるので好みで選べば?と。
車体の値引きはエスクァイヤーのほうが厳しく、一時はノア後回しにして?エスクァイヤーのほうを納期を短くしてたみたいです。
私のとき、昨年春、ノアガソリン 4ヶ月
エスクァイヤーガソリン一月半。。
ノアで充分でしたが、この差は工程の作り込みで何か差別化?とか。
販売店割り当てレベルの話でもないなと。
カジュアルに使うならノアのほうが楽しく付き合えて素直なデザインと思うので、細かいこと気にせず納期を待てるならノアが良いかなと思います。
15万以上は値引含めてお得です。
エスクノアさん、こんにちは。
エスクァイアも発売からしばらく経って、発売直後のような値引き事情ではなくなったんでしょうね。
敢えて5ナンバーミニバンで高級感を狙うというニッチな発想の車ですから、それならノアで良いという方もいらっしゃると思います。
明らかにエスクァイアの方が手が込んでることは事実ですから、同等の装備にしてエスクァイアの方が安くなるなんてことはなかなか無いとは思いますが、基本的にはデザインや高級感に魅力を感じない限りはノアでいいと思ってます。
もう一つ言い忘れてましたが、エスクにあってノアにないものがあります。
エスクには静粛性を高めるために溶接を強固にして剛性を高めたり、断熱遮音効果のある素材を使ってあるみたいですよ。
そういうところも価格に反映されているのではないでしょうか?
ちなみに昨今のトヨタ事情では、エスクに力を入れているためエスクのDOPはトヨタ本社からの補助があるためかなりの値引きが期待されています。
なのでたったかさんが調べた時期とは多少変わってきているのかもしれませんね。
値引きに関しては地域性が大きく関わってくるので、一概にノアがお得と断言は出来ませんね。。。
りうさん、こんにちは。
溶接にまで手を加えられているとは知りませんでした。
そうだとすれば、当然値段にも反映されているんでしょうね。
おっしゃるとおり、時期も違えば地域性も違いますから、一概に断言はできません。
読者の方には「自分と雑誌以外のもうひとつの切り口」として参考にしていただければと思っています。
ノアヴォクの見積もり取ってもらったときは値引き25万くらいでエスクは特別仕様車で50万値引きしてもらいましたが?
その見積もりをもって再度ノアヴォクに見積もり出してもらいに行っても30万値引きが限界でしたよ。
もちろん装備とかもまんま同じ設定で。
よって合皮やインテリアレザーがついてもノアヴォクより少し安く買えたので、この記事の値引きの信憑性が疑われます。
グレードが良くて安く買えるなら断然エスクにするでしょ。
りうさん、こんにちは。
エスクァイアで50万も値引きを引き出せてよかったですね。
僕としては昨年6月の実体験を書く以上のことはできませんから「信憑性がない」と言われましても、どうすることもできません。
もちろん、仮に今この2台で悩んでいたとして、エスクァイアの方がトータルで安くなることが分かっていれば、エスクァイアを選びますよ。
合皮シートが選べませんが…とあるが、そこが一番デカいんじゃ…。
その設定を無視してノアの方がお得としてしまうのは、ちょっと乱暴のように思います。
デザインがそもそも全く違うので、比べるのもなんだかちょっと府に落ちない。
こんにちは、コメントいただきありがとうございます。
もちろん、ノアには選べないご指摘のポイントに価値を感じる方は、エスクァイアをお選びになると思います。
一方で、中には「15万円安くなるなら、デザインは妥協してもいいか」と感じる方もいらっしゃるかと思い、あまりメディアでは取り上げられない観点からこのような記事を書いてみました。