おすすめドライブレコーダー。ただし、これから買う人・すでに買った人も知っておくべきポイントがあります!
2年ぶりにドライブレコーダーを買い換えました。
買ったのは、コムテックのHDR-352GHP。
結論から言うと、皆さんにオススメするのは若干お安い「HDR-352GH」です。
(GHPもGHも、ドラレコ本体はまったく同じモノです)
あおり運転対策のためのドラレコ選びについても、記事を書きました!
解説動画はこちら
文字で読む方がお好みの方は、そのまま下にスクロールして記事の続きをご覧ください。
HDR-352GHP 最大の特徴:1/2.7型センサー
HDR-352GHPを選んだ最大の理由は、カメラのセンサーサイズがドラレコとしては大きめの、「1/2.7型」というサイズになったからです。
カメラに詳しい方はお分かりだと思いますが、ザックリ言うと「センサーが大きいほど高画質」。
同じ2000万画素のカメラでも、スマホより一眼レフの方がきれいに写る理由のひとつがこれです(さすがにドラレコだとここまで極端な違いは出ませんが)。
ドラレコでは1/3型~1/4型あたりのセンサーサイズが一般的で、これはだいたいスマホのカメラと同じぐらい。1/2.7型は一昔前のデジカメぐらいの大きさですから、動画撮影をしたことがある方は、だいぶ画質に差があることがお分かりになると思います。
HDR-352GHPを、2年前の高性能ドラレコ・Marcus 4と比較
僕がこれまで使っていたドラレコは、VicoVationのMarcus4です。
昼間の画質を比べるとこんな感じで、Marcus4の方が明らかに色は鮮やか、そしてナンバーの数字も若干読みやすい感じがします。
しかし、これが夜になるとMarcus4だとライトで照らされた前の車のナンバープレートが白飛びして読めませんが、HDR-352GHPだとバッチリ読むことができます。
また、お店の看板なんかもしっかり映っていますね。
これが、大型センサーと高性能なHDR機能を持ったHDR-352GHPの実力です。
昼間ならMarcus4の方が若干有利とも言えますが、夜間にこれほどの差が付くと、どんなときでも鮮明に記録できるHDR-352GHPの方が安心できます。
…が、しかし。
HDR-352GHPの初期設定は、この高画質設定になっていない!
そんな性能を持っていながら、箱から出して装着するだけだとその性能を発揮できません。
これがひとつ目の落とし穴で、なぜか初期設定がイマイチなんです。
なので、買ったらまず設定を3カ所変更しましょう。
設定変更①:画像補正
画像補正とは、たとえば夜にライトで照らされたナンバーが明るすぎて真っ白に写ってしまうようなことがあるんですが、それを防ぐための画像処理です。
初期設定は「WDR(ワイドダイナミックレンジ)」になっていますが、これだと見事に白飛びします。
僕も最初はガッカリしたんですが、これを「HDR(ハイダイナミックレンジ)」にすると白飛びがほとんどなくなるので、こっちに変えておきましょう。
設定変更②:カメラ輝度
これは、映像全体をどれぐらいの明るさで撮影するかを決めるものです。
初期設定は「標準」ですが、「暗い」にしておきましょう。
映像は全体的に少し暗くなりますが、夜間に白飛びする可能性を減らすことができます。
ドラレコは風景を撮るのではなく、事故の時に他の車のナンバーなどを記録するためのものですから、こちらを優先した方がいいと思います。
「暗い」に設定しても、ライト点灯するぐらいの夕方でもこれぐらいの明るさで映ります。
設定変更③:録画サイズ
初期設定は真ん中のHDで、これでも充分っちゃ充分ですが、せっかく選べるのでフルHDにしておきましょう。
便利機能だけど、取付が超大変になる駐車監視機能
駐車監視機能は、エンジンを止めて駐車しているときでもドラレコを動かして、衝撃を検知したときに録画するという機能です。
ということは、エンジンが止まっていてもドラレコに電源供給をしないといけないので、シガーソケットを挿しておしまいではなく、車の配線をいじくる必要があります。
慣れてる人にとっては朝飯前ですが、大半の人は車の配線なんて触ったことがないはずです。10本の電線の束から、常時電源を見つけるだけでも一苦労…というか「常時電源」という言葉自体、耳慣れない言葉ですよね。
購入したお店に取り付けを依頼するなら別ですが、ご自分で取り付けるつもりなら、駐車監視機能は諦めて、この機能が付いていない352GHというモデルを購入しましょう。
そうすればシガーソケットに指すだけで済みます。
コムテックのレーダー探知機を装着済なら配線が簡単(一部機種)
352GHPを購入してしまった後で、なんとか簡単に配線したい…という人は、コムテックのレーダー探知機を使っていれば、レーダー探知機と接続することで救われる可能性があります。
僕はがっつりドラレコ本体を取り付けた後で電源の問題にぶち当たりましたが、ZERO800Vを使っていたのでレーダー探知機と接続して使えるようになりました。
ただ、この場合でも駐車監視機能は使えないので、どうしても駐車監視機能が欲しい方は、頑張って配線するか、お店にお願いするようにしましょう。
史上初、ドラレコのフロントパネルを着せ替えしてドレスアップできる!(笑)
完全なるオマケ機能ですが、一昔前のガラケーみたいな感覚で、着せ替えパネルが販売されています(笑)
ボディやインテリアの色に合わせてコーディネートすれば、アイツと差を付けられるかも…?(誰?w)
赤にしておくと、「ドラレコ付いてるんだぞ!」というアピールになって、前の車や対向車が無謀運転をしなくなる効果があるとかないとか…。
まとめ:駐車監視機能なしのHDR-352GHがオススメ
僕は「ドラレコ=シガープラグでつなぐだけ」という先入観があったので、何も考えずにHDR-352GHPを購入して痛い目に遭いました^^;
本格的なセキュリティと比べたらドラレコの駐車監視機能は大した役には立ちませんから、駐車監視機能なしで取付が簡単なHDR-352GHを選びましょう。
ドラレコとしての性能は非常に高いので、2万円クラスのドラレコを狙っている方には自信を持っておすすめします!