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新型オービスのレーザー光受信に対応したレーダー探知機が登場!でも受信したときには手遅れか!?

      2019/03/20

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たしかにレーザー光の受信はできるけど、その時には手遅れかも

ついに、レーザー式の新型オービスに対応した、レーザー受信機能つきのレーダー探知機が、いつも最強のレーダー探知機を出しているユピテルから発売になりました。

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※ユピテル公式サイトから引用

これは画期的!

なんですが…レーザーの性質を考えると、「受信した時には手遅れ」というパターンになると思います。たぶん。

というわけで、レーザー式のオービスの仕組みから説明します。

LIDAR(ライダー)を使った連続レーザースキャン

レーザーというとレーザーポインターみたいな1本の線を想像しますが、新型オービスでは複数のレーザーを使ったり、レーザー光を連続的に動かしてスキャンする、ライダー(LIDAR)という技術が使われています。

これは自動運転にも使われていて、そっちの方がわかりやすいので、一旦オービスのことは忘れてください。

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Copyright:Naval Postgraduate School
LIDAR+Camera Robotic Perception Research Dataset

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自動運転車のLIDARは、360度をカバーする形でレーザーを発射し、車や歩行者を検知します。自動運転に使えるぐらいですから、ほぼリアルタイムで、かなり細かく周囲の状況を検知します。

一瞬で、その瞬間の、自分の周りの3D地図を作れちゃうという感じ。

そして、リアルタイムで刻々とその3D地図が更新されていくことで、対向車や後ろから来る車の接近も検知する。そういう仕組みです。

新型オービスでスピード違反取締りに使用されるLIDAR

同じようにLIDARが使われていますから、オービスが向いている方向の3D地図がリアルタイムで作られて、更新されていく。

海外のレーザー式オービスのスペックを調べると、1秒間に20回測定できるようなものもありました。

YouTubeなどの動画は1秒間に30コマのパラパラ漫画ですから、その1コマぐらいの時間で測定できるということです。

ということは、LIDARが3D地図を作るためのレーザーが当たって、レーダー探知機が警報を出して、ドライバーが反応した頃にはスピードの計測は終わっています。

このパターン、実はいまに始まったことではありません。

ステルス取締りみたいに、自分が狙われてなければ大丈夫…ではない!

昔からあるレーダー式のネズミ捕り、いわゆるステルスは、速そうな車に気づいた警察官が測定する時だけレーダー波を発射して、その瞬間に測定は完了。

レーダー波受信に対応している探知機は反応しますが、そこから減速しても手遅れです。

ここで、鋭い人は気づいたと思います。

近づくまでレーダー波を出さないステルスと違って、LIDARはリアルタイムで3D地図を作るためのレーザーを出しっぱなしだから、レーザーを受信しても自分が狙われていなければ大丈夫じゃないか、と。

おそらく、ダメです。

その理由は、LIDARは特定の車を狙っているわけではないから。

リアルタイム地図の変わり具合からスピードを測定できるので、たとえ3車線道路で横並びにスピード違反している車が来ても、3台まとめて測定できます。

車線変更してごまかそうとしても、3D地図には車線変更の動きもバッチリ記録できるでしょう。

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レーザー光受信対応のレーダー探知機でも、レーザー式の新型オービスによる測定からは逃げられない!

このように、早くて、正確で、同時対応も可能な新型オービスによる測定から逃れることはまず不可能です。

妨害レーザーを発射するとか、煙幕を張るみたいな軍事技術でも使わない限り。

ただし、測定からは逃げられなくても、撮影から逃げる方法はあるかもしれません。

というのも、新型オービスによる取り締まりはサイン会方式ではなく、オービスなので写真撮影による後日のお呼び出し。

ということは、路肩に置かれているオービスと自分の間に障害物があれば、写真を撮られても大丈夫!

…なんてことを書いて、犯罪行為を助長しているとか言われて炎上するのも困りますから、ちゃんと説明します。

ネズミ取りと違って、写真からの後日のお呼び出し。それでも逃げるのはムリ。

たしかに写真でナンバーや運転手が見えなければ検挙できないでしょうが、そんな走り方をキープするのはまず不可能です。

まず、相手は移動式オービスですから、たとえレーザーを受信したとしても、どこにあるかまでは分かりません。もちろん設置角度もわからないので、どこが死角かも分からない。

さらに、どこでスピードが計測されて、撮影する距離がどこにセットされているかも分かりません。

海外のオービスのスペックによれば、2km先からでもスピードを測定できて、300m先のナンバーを読み取れるような機種もあるようです。

この距離は、たとえば300m先で測定して、100m先で撮影する…みたいな感じで、場所にあわせて調節されるでしょうから、レーザーを受信して咄嗟に死角に隠れるなんてことは不可能。

ならば、前を走る車の右後方にずっとい続ければ、死角に入り続けることもできるでしょうが、前の車と同じスピードで走ることになりますから、むしろスピード違反しないことになります。

つまり、現実的には撮影から逃げることも不可能です。

自動運転・先進安全技術車のレーザーによる誤報

ハイテク安全装備を備えた車が増えれば増えるほど、レーザー受信の誤報が増えるはずです。

先ほど説明した通り、LIDARは自動運転技術に不可欠の存在ですから、高級車を中心にレーザー波を出す車はどんどん増えていき、そういうレーザーにも反応します。

このことは、ユピテルのホームページにも書かれています。

おそらく、一昔前のレーダー探知機が自販機や自動ドアに反応してうるさかったのと同じことがおきるでしょう。

安いレーダー探知機のGPS警報に注意して、慎重に運転するのが一番!

というわけで、新型オービスのレーザー受信に対応したからといって、新型オービスを無力化できないことはお分かりになったと思います。

おそらく、古いレーダー探知機でもこまめにデータ更新をしていれば、位置情報による取り締まりポイントの警報は出るでしょうから、それに注意しながらスピードを抑えて走るのが一番の対策です。

僕が前から言っている通り、そもそも光電管式のネズミ捕りやパトカー・白バイによる追尾式の取り締まりには、どんなレーダー探知機も役に立ちません。

3〜4万するレーダー探知機を付けたところで、対応できない取り締まりはたくさんやってますから、だったらGPSで位置情報の警報だけしてくれる安い機種をお守りがわりに付けて、慎重に運転するのが1番です。

 

最後に言い訳しておきますが、僕はレーザーやオービスの専門家ではありません。

レーザーやLIDARの原理、海外のレーザー式オービスやその対策などは調べましたが、この内容が絶対正確である保証はないので、ご承知おきください。