フェラーリに憧れる貧乏人にとって、ベストなアルファはどれだ!?
- フェラーリに憧れてるけど手が出ない
- 家族が乗れるクルマでもフェラーリみたいなサウンドが欲しい
- サーキットに行かなくても街中で高音に包まれたい
こんな理由で、最高のアルファサウンドを堪能できる1台を探したことがある人、結構いる気がします。
…僕は今日が2回目でした!(笑)
僕はER34スカイライン→プジョー206RC→アルファ147(TI2.0 セレスピード)→ユーノスロードスターと乗り継いできたんですが、またアルファが欲しくなってきちゃったんです。
147手放したのに、なんでまたアルファなのか?
一度アルファに乗って、たった7ヶ月で手放したにも関わらず、なぜまたアルファが欲しくなったのか?
それは、ロングドライブが苦痛だからです。
147を手放した理由は、プジョー206のような軽快感が無く、ワインディングを楽しめなくなったからでした。
その点についてはロードスターは最高の1台ですから、もちろん満足しています。
(ユーロナンバーは欧州車への憧れの証ですw)
しかし…逆にロードスターは、延々と高速を走ってドライブするにはかなり不愉快な乗り物でした。
100km/hで3,000rpm以上回り、でも回してもうるさいだけで別に面白くないエンジン、遮音性を考えるようなクルマではないので、会話もできないし音楽も聞こえない。
クルマの性格からして当然なんですが、やっぱり実際に乗ってみると気になっちゃうんですよ。
よし、やっぱりまた147にしよう!
…なんてやると、147とロードスターを行き来する無限ループに陥りそうなので、たどり着いた結論は増車です!
ロードスターと2台持ちするべきアルファはどれか?
ロードスターを手元に残しておくなら、かなり選択肢が広がります。
かといって広すぎても選べないので、まずは消去法で候補を絞り込んでいくことにしました。
除外したモデル
145/155世代以前のモデル
DTMで活躍してた頃の155とか抜群にカッコいいと思いますが、市販モデルのデザインはこんなですから…(苦笑)
145もアルファ最高のホットハッチだとは思いますが、ロードスターがあれば2台目にそういうキャラクターは不要なので除外です。
というか、さすがに25年以上前のアルファロメオは何かと心配ですし、ロングドライブの快適性という意味でも最近のクルマの方が快適ですからね。
トルコンATしか設定が無いモデル
アルファサウンドを堪能するからには、エンジン回転数を自分でコントロールする必要があります。
ということは、セレスピードかMTが必須。
ここで、166などが除外されることになります。
現行車種や、159世代以降のモデル
古すぎても困りますが、最近のアルファも除外です。
ジュリエッタやミトにはV6モデルはありませんし、4Cや8Cなんて買えません(笑)
そして、159やブレラには3.2LのV6搭載モデルがありますが、あれは純血のアルファロメオ製エンジンではなく、GM製のエンジンブロックが使われている別物です。
チューンされたクルマ同士の比較ですが、ブレラと147GTAのエンジン音比較動画があるので気になる方は見てみて下さい。
147
前に147乗ってたわけですから、ここで147GTA買うのってなんか悔しいじゃないですか?(笑)
また、ツインスパークにSACLAMのマフラーを付けていましたが、期待していた高音とはちょっと違う感じだったので、今回はV6に目を付けた、というのもあります。
最初の候補:GT
そんなこんなで、最初の候補になったのがアルファGT。
156をベースに、若干新しい147のパーツも流用しながら作られた2ドアクーペです。
3.2L V6エンジンを搭載したMTモデルがあるので、アルファサウンドを楽しむという条件はクリア。
そして、定員5名でトランクスペースも広大なので、大人4人+荷物でも快適なロングドライブができるでしょう。
がっ…、YouTubeで動画を見てみると、「フェラーリみたいな音」を出しているGTが見つからない。
これは安易に選ぶと、また7ヶ月で手放すことになる予感がしてきました(笑)
第2の候補:GTV
「GTでも新しすぎるのかな…?」ということで、その先代モデルにあたるGTVを調べてみました。
デザイン最優先の2ドアクーペで、155や156ともまた違う、フィアット・ティーポのプラットフォームが使われています。
中期型では3.0L、後期型では3.2LのV6エンジンを搭載、もちろんMTなのでサウンドの条件はクリア。
GTVの特徴はなんと言ってもこのスタイリング…。
丸目4灯は若干マヌケに見えなくもないですが、このボディラインはアルファロメオ以外にはマネできません。
フロントの曲線美から、サイド・リアに至る直線美は「さすがピニンファリーナ!」といったところです。
が…、GTVは定員4名ではあるものの、後部座席に大人が座るには無理があります。
さらに、トランクも深さこそあるものの軽自動車並の大きさ。
挙げ句に、前期・中期・後期それぞれがデメリットを抱えていて、かなり悩ましい。
- 前期:5MT、着座位置が高すぎる
- 中期:着座位置がまだ高い、右ハンドル化により不自然なドライビングポジション
- 後期:3.2Lになり、エンジン音の甲高さが失われた
別に4名乗車することなんてほとんど無いとはいえ、ロングツアラーとして考えるとダメなのかなぁ…?
でも、こんなデザインのクルマに乗ってたらオシャレですよね~。
第3の候補:156
YouTubeでGTやGTVのサウンドを聞き比べていたときに、関連動画としてチラホラ出てくるのは156がほとんどでした。
そして、その音を聞いてみると…こりゃすごい。
フロントパイプとマフラーを交換する必要があるとはいえ、それは甲高いサウンドを求めたらどんな車種でも一緒です。
そして何よりも意外だったのが、GTAの3.2Lではなく、2.5LのV6がこのサウンドの持ち主だということ。
サウンドを考えれば素晴しく、弟分の147だって長距離ドライブは快適でしたから、用途としてもピッタリ。
しかし…GTVやGTを見てしまうと、すごく地味なんですよね156って…。
ちなみに156は1998年デビュー時のモデルがフェイズ1、2002年の小改良がフェイズ2、2003年のマイナーチェンジ後がフェイズ3と呼ばれていて、フェイズ3になると少し現代風のフロントマスクになるんですが、それでもまだまだ地味です。
「シャープになったけど、それによりもっと地味になった」とすら言えるかもしれません。
音かデザインか実用性か、優先順位付けが必要
結局のところ、結論が出ていません。
2.5L V6のGTがあれば良かったんでしょうけど、どれも一長一短なんですよね~。
そうだ、5点満点で点数を付けてみよう。
音 | 実用性 | デザイン | 合計 | |
GT | 3 | 4 | 4 | 11 |
GTV | 4 | 1 | 5 | 10 |
156 | 5 | 5 | 1 | 11 |
だ、ダメだ…キャラクターは全然違うのに、点数が拮抗してしまった!
しかしこうしてみると、アルファロメオというクルマを選ぼうとする時点でかなり偏っているのに、万能選手のGTって「なんか違う」感じがしてきます。
そう考えると、音とデザインという感覚的な部分に秀でているGTVがベストの選択なのかな…当初はまったく考えてませんでしたけど(笑)
アルフィスタ予備軍のあなた、非公開情報のチェックもお忘れなく!
こういうマイナーなクルマ選び、僕と同じようにマニアックな条件の1台を探しているライバルがいるものです。
中古車サイトに掲載されて、気付かない内に誰かに買われてしまった…なんていうことがないように、非公開情報からの情報収集もしておくと、あなたのための1台に出会える確率がグッと上がりますよ♪