新型ロードスター、6月発売予定♪
いよいよ今年6月発売予定の、新型マツダロードスター(ND型)♪
クルマがどんどん大きく重くなっていく昨今、日本の誇るライトウェイトスポーツカーが、先代よりダウンサイジングして登場するということで、とても楽しみですね!
まぁ、新車を買う余裕はどこにもないので、僕には当分先の話ですが…~_~;
2015/7/6追記:
関東マツダの1日試乗キャンペーンを利用して、新型ロードスターで丸1日ワインディングを走りまくった試乗記も書きました♪
メディア向け試乗会が開催
週間ダイヤモンドオンラインに、試乗記事が掲載されました。
スペインのバルセロナで、歴代ロードスターを取り揃えて試乗会が開催され、実に7ページに及ぶ記事が掲載されています。
記事リンク:http://diamond.jp/articles/-/66109
記事に書かれない不安材料
記者の立場上、あまりネガティブなことは書けないわけですが、非常に不安視している部分があります。
それは、「回して気持ちいいエンジンか?」ということ。
今回のNDロードスターに搭載されるのは、SKYACTIV-G 1.5Lエンジンで、ベースはアクセラのエンジンです。普段乗りの走りやすさを重視したフラットなトルク特性で、ロードスター用にセッティングが変更されてはいますが、記事中にもこうあります。
最大トルクは4800rpmで発生するが、2000rpm弱から6000rpm強までの広い回転数領域で、最大トルクの約90%を発生するため、どのような走行シーンでも乗りやすい。
つまり、静かに走り出してからアクセルを踏み込んでどんどん加速していっても、トルクがあまり変わらない=加速感があまり変わらない、ということです。
これは現行のNC型でもそうなんですが、これだと「ぐおおお〜ん!」と加速していっても、いまひとつワクワク感に欠けるんです。
普段の街乗りではこういう特性が走りやすいですが、やはりロードスターみたいなクルマは、決してハイパワーとはいえないエンジンを高回転まで回しながら、気持ちのいい回転数を維持できるように工夫しながら走ることが運転する楽しさであり、「もっと上手く走れるようになりたい!」と思わせる部分だと思うんです。
エンジンの特性上、これは仕方のないことなので、あとは音やギア比などの味付けで、どこまで気持ち良さを演出できているのかが気になります。
まぁ、発売されれば各種パーツは大量に発売されるでしょうから、こういうニッチな願望は後付けで対応するしかないかもしれませんね(笑)
もちろん楽しみな部分は盛りだくさん!
スタイリング
賛否両論だとは思いますが、僕が好きなのがこのデザイン!
どうしても初代のイメージを残す必要があったからなのか、歴代ロードスターは丸っこいデザインでした。
それはそれでキュートですし、NCの現行型はだいぶ現代風のデザインにはなりましたが、それでもキレのある走りを予感させるデザインとは感じにくいです。
その点、NDでは鋭い切れ目、リア回りもBMW Z4風とも取れますが、遂にNAから代々続いたあの楕円形スタイルから脱却した現代風のデザインになりました。
また、記事中にあるとおり、ぱっと見のデザインだけでなくインテリアとエクステリアの調和といった、欧州車がこだわるようなポイントもしっかり押さえているところに大変好感が持てます。
「オープンにすると、ドアの内側上部が外部のフェンダーと一貫してデザインされていることがよく分かる。単純な開放感ではなく、上質でワクワクする開放感だ」
MAZDAならではの細かいコダワリ
時に病的とすら感じる(笑)、いわゆる「人馬一体」を実現させるためのコダワリも健在です。
これらがどの程度の効果を持っているのか、僕にはよく分かりませんが(笑)、その一部を抜粋してみます。
ドライバーとクルマの一体感を強調するために、着座位置を「NC」に比べてクルマの中心線側に15mm移動。さらにヒップポイントを20mm下げた。
コーナーでの4つのシーン、減速、ターン、コーナーリング、加速での解析を深堀り。減速では、車体が前に沈み込むピッチングで、その中心とドライバーの身体の中心を一致させた。
他のマツダ車と比べて、支点は同じだが少し手前側に立っている。さらにペダル表面の厚みを増やしたため、アクセルを戻した状態で、脛(すね)の筋肉が少し緊張する。そのためブレーキからアクセルに踏みかえた状態で、筋肉の緊張を開放するため、結果的に軽くアクセルを踏んでおり、クルマ全体が自然な状態で定常旋回へ移行できる。
「感を共創すること」=「感覚」の追求
前述の数値的な側面だけでなく、ロードスターがマツダにとって「特別な1台」であることをしっかり自覚して、感覚的な部分を追求している点も素晴らしいと思います。
トヨタ86が登場した時、不自然なぐらいに「スポーツカーっぽさ」を強調してきたなと感じましたが、ロードスターを絶やすことなく進化させてきたマツダ、こういう部分は非常に得意なはずです。
この記事を読んでいて思いましたが、書くことが仕事とはいえ、なかなかここまでの褒め言葉は出てこないのではないでしょうか?
「サスペンションがよく動くのが分かる。特にリアが動く。単純にしなやかで安定安心という感じではなく、ワクワク感と躍動感がある」
「どんな走行条件でも、気持ちがスポイル(気が抜ける)されない。すべての動きのなかに一定の緊張感がある。だがそれで、疲れることはない。心地良い」
「クルマの動きとドライバーとの接点が、点ではなく面というか、クルマ全体という感じ。スポーツカー試乗で表現されることが多い、路面からのフィードバックを手の平、腰、おしりから感じるのではない。クルマと常に対話しているようだ」
快適性への気配りも?
ライトウェイトスポーツカーということで、ユーティリティ面の使い勝手はお世辞にも良いとは言えないロードスターですが、ちょっとした気配りはされているようです。
「手動式の幌なのに、室内でシートベルトをつけた状態で、上半身をひねりながらしっかりと収納できるのが良い」
記事からは唯一、この部分からしか読み取ることはできませんが、「軽量化を追求したため、車を降りないと幌は格納できません!」と平気で言いそうなのがマツダですが(笑)、なんと手動ソフトトップを運転席から格納することができるようです!
…小物入れやドリンクホルダーの充実は期待しない方が良いでしょうが…(笑)
発売が待ち遠しい!
色々書きましたが、車好きとしてはとても楽しみな1台であることには変わりありません♪
そもそもこのジャンルのクルマは数少ないですし、そこそこお手頃な価格帯のクルマだけに、「いつかは買える」というリアリティが嬉しいですね(笑)
発売後、落ち着いた時期にレンタカーでも探すことにします^^;
…その前に、値崩れ間違い無しの中古NCロードスターに手を出してしまわないか、非常に不安です(爆)
2015/3/20追記:
先行商談予約受付が開始され、価格やグレード構成も明らかになりました♪
コメント
こんばんは。
サイトのテンプレート変更されたんですね。今風でとても見やすくなりました(^^)
NDのブログを興味深く拝見しました。やはり歴代ロードスターの法則通り?にエンジンの気持ち良さはあまり期待しないほうが良さそうですね(^^;
NC乗りとしても、そこが良くなってしまうとNDがどうしても欲しくなってしまうので(笑)
「人馬一体」「25年間変らず飽きない車」と、魅力的なキーワードが並ぶロードスターですが、これが当てはまるクルマといったら、ほかにポルシェぐらいでしょうか?なんにせよfun to driveであることは間違いないと思うので、早く試乗してみたいですね。
ところで、遅ればせながら、もしよろしければ相互リンクをお願いしてもよろしいでしょうか?まだまだ拙い当ブログですが、今後ともよろしくお願いします。
Tamonさん、こんばんは。
再度のご訪問とご感想をいただき、ありがとうございます♪
勢いのある内に、せっかく作ったので今風のサイトに…と思って独自ドメインを取得して作り直してみました(笑)
「軽くてお手頃なスポーツカー」としての地位が非常に大切なロドですから、気持ちよさを追求して高くなってしまうよりは、1車種ぐらいはこういうクルマがあってもいいとは思います^^;
ポルシェは現行ケイマンをレンタカーで1日借りて伊豆を走り回ったことがありますが、もっと上のスピードレンジに入らないと本当の面白さは感じられないかな…と感じました。
高速域の「吸いつき感」はすごいですが、ワインディングを走る時の爽快感はNCの方が大きかったと思います。
NDは楽しみですが、新車で買えもしないのに乗ってしまったら、とってもマズい気がします…(笑)
相互リンクの件、是非お願いします!
こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします。