サーキット走行を始めてみようと思った方へ
クルマ好き、特にスポーツカー乗りの方やF1が好きな方は、きっと一度は愛車でサーキットを走りたいと思ったことありますよね?
自分の手で、自慢の愛車が持つ能力を解放してサーキットを疾走する姿、憧れますよね~。
僕は約3年間、だいたい月に1回のペースでサーキットを走っていた時期があって、サーキット走行が30回ぐらい、ジムカーナ場や広場での練習会を含めると50回ぐらいのスポーツ走行を楽しんできました。
そんな中で思ったことは、もちろんクルマ好きの方にはぜひ楽しんで頂きたいんですが、そうでない方にも体験して欲しいと思ってます。
急ブレーキや高速コーナリング、さらにはスピンしそうになった時の立て直しなど、公道では絶対に練習できないことを、ある程度安全が確保された環境で体験することができます。
そのような体験をしていると、公道での事故回避にも非常に役立ちます。
そこで今回は、「これからサーキットを走ってみたい」と思ったあなたに、知っておくと絶対役立つことをご紹介します!
解説動画
ユーチューバーを始めてから動画も作ったので、よろしければご覧ください~。
お時間無い方はそのままスクロールして本文へどうぞ。
よくある質問や不安
公道より安全ってホント?本当に危険はないの?
基準をどこに置くか次第ですが、僕はいつもこう説明します。
「首都高や東京の街中を走るよりは絶対安全、新東名を100km/hで走るよりは危険。」
安全と言える点
すごく道幅の広い一方通行
大規模なサーキットだと道幅は約15m、小規模なサーキットでも10m前後の幅があります。
これは、高速道路3~4車線分に相当し、そのどの部分を走ってもいい上に、一方通行です。
渋滞もないし歩行者もいない
一般的な走行会やスポーツ走行では、だいたいコース全長1kmあたり10~15台を同時走行します。
すると単純計算で車間距離は100m近く、そして前述の通り4車線の一方通行で走るので、計算上はガラガラの高速道路みたいなものです。
当然、信号も歩行者もなく、走行に集中することができます。
路肩も広く、万が一のクラッシュ時もかなりスピードは落ちる
もし、スピンしたりコースアウトしてしまった時も、事故にならずに済むことが多いです。
(このすぐ後に、僕のスピン動画があります(笑))
道幅が広いことに加え、路肩には広い草地や砂場が確保されているので、そう簡単にはぶつかりません。
そして、万が一クラッシュしてしまったとしても、砂場やタイヤバリアで衝撃は緩和されるので、いきなり壁やガードレールに突っ込む公道での事故よりはダメージは少なくなります。
普段の運転がもっと安全になる
サーキット走行に慣れてくると、200km/hぐらいで走っていても、周りの他車の状況や、向かう先の路面状況にも気を配る余裕が出てきます。
これも街中を走っている時に応用できることで、いくつか先の信号や対向車、駐車車両の死角などを意識しながら運転できるようになり、予測運転(「かもしれない運転」とも言います)が得意になってきますよ!
もちろん危険もあります
公道で高速走行するよりはもちろん安全ですが、サーキット走行が100%安全とは思わないでください。
普段より格段に高い速度域でハンドルを切ったりブレーキを踏んだりするので、クルマの動きが不安定になり、これまで経験したことのないような動きをしてスピンするようなこともあるわけです。
怖いと思ったら、一旦リセット
今まで試したことのない運転をするわけですから、当然リスクがあります。
自分が「怖い」と思ったら、無理せずスピードを落としたり、ピットインして休憩しましょう。
周りのクルマが正解とは限らない
周りのクルマがもっとスピードを出してスイスイ走っていたとしても、その人は上級者さんかもしれませんし、より高性能なクルマなのかもしれません。
無理して自分のペースを乱してしまうことは非常に危険です。
自分が初めて140km/hで走っている時に「ふぉぉん!!」ってポルシェに抜かれたとして、さらにスピードを出して追いかけたら、次に何をすればいいかなんて分かりませんよね??
ライセンスは必要?
サーキットを走ること自体には、特別なライセンスは必要ありません。
普通の自動車免許さえあればOKです♪
でも、話の種というか、自己満足として僕は国内A級ライセンスを持ってたりします^^;
5年間持ち続けていますが、これが必要になったことは一度もありません(笑)
参考までに、A級・B級ライセンスを発行しているのはロードサービスでお馴染みのJAFで、JAF会員でないとモータースポーツライセンスを取得することができません。
A級ライセンスを持つために仕方なく入会したJAFですが、バッテリー上がりと故障したプジョーの搬送でお世話になったので、元は取れている気がします(笑)
お金はいくらかかる?
参加費用としては、正味1時間走るのに、15,000円と考えて頂ければ問題ないです。
後述しますが、走行会かスポーツ走行かで変わってきます。
ガソリンについては、走行前に満タンにしておけば、1時間走行して帰る分ぐらいは残ると思います。
ちなみに、公道ではあり得ない全開走行をすることになるので、燃費はかなり悪化します。
サーキット走行時の平均燃費は、2.5Lターボのスカイラインはリッター2~3km、2L自然吸気エンジンのプジョー206RCではリッター5~6kmぐらいでした。
また、サーキット走行を続けていくのであれば、タイヤやブレーキパッドといった消耗品の交換も必要です。
車種やチューニングの度合い、走り方によって変わってきますが、月に1回、トータル1時間走ったとすると、少なくとも年に一度はタイヤ4本とブレーキパッドは交換が必要で、1~2回サーキットを走る度にオイル交換もしておくことが理想です。
クルマの準備
意外に思われるかもしれませんが、普通のクルマで問題ないです。
さすがにトラックや背の高いミニバンは横転の可能性があるのでNGですが、プリウスやマーチできても文句は言われません。
ただ、サーキットを走る前にオイル交換はしておいた方が良いですよ。
それ以外の改造・チューニングは、初めて走る段階では不要です。
持ち物
詳しくは別記事で紹介しているので、ここではサクッと紹介します。
- 無いと走れないもの:ヘルメット、グローブ、長袖・長ズボンの服
- あると便利なもの:プラの衣装ケース、レジャーシート、折りたたみイス
- あると楽しいもの:動画を撮れるカメラ、GPSロガー
ヘルメットは、耳まで隠れるものであればバイク用でもOKです。
参考として、ここでは安全性に定評ある、アライの4輪用をご紹介しておきます。
グローブは、僕も6年間使い続けているこれが一番お得だと思います!
走行会にするか、スポーツ走行にするか
サーキットを走る方法は大きく分けて3つあります。
- 走行会
- スポーツ走行(サーキット会員)
- 貸切
個人で貸し切ることは考えにくいので、実際は走行会かスポーツ走行か、のどちらかになります。
ゴルフが好きな方は、走行会=誰かが主催するゴルフコンペに参加、スポーツ走行=ゴルフ場の会員になって好きな時に行く、という風に考えると分かりやすいです。
走行会
サーキット走行会を企画・開催する団体やクラブは数多くあります。
そのような団体がサーキットを1日貸切り、参加者を募って走行会を開催する、というスタイルです。
※筑波サーキットで開催されたBMWとハッチバックの欧州車限定の走行会
メリット
レクチャーが充実している
走行会の場合、主催者によるブリーフィングやレクチャーが実施されます。
サーキットを走るための基礎知識や、走行マナーに関する説明が必ず行われますので、しっかり覚えましょう。
うまい人の走りを体験できる
経験豊富な運営スタッフが横に乗ってアドバイスをもらえたり、スタッフが運転するクルマに乗って、うまい人の走りを体験することができます。
自分の運転で助手席に乗ってもらうことを同乗走行、自分のクルマを運転してもらい、自分は助手席で体験することを逆同乗走行と呼びます。
うまい人に自分のクルマを運転してもらうと、「俺のクルマ、こんなすごい走りをできるの!?」と仰天すること間違いなしですよ(笑)
レベル分けがされている
多くの場合、経験やラップタイムによって走行時のクラス分けがされています。
このため、初心者さんは初心者さん中心のクラスになり、上級者さんがものすごい速さで後ろから迫ってくる、なんていうことが少ないです。
速さに差があると、自分がジャマをしているような気になって、道を譲ることばかり意識してしまいがちで、そうなると楽しめないんですよね。
友達を作りやすい
走行会の場合、だいたい4~6グループぐらいに分かれて、10~15分で次のクラスと交代していきます。
すると、一度走ると1時間近くヒマになるので、ほかのグループの走りを見物したり、スタッフさんとおしゃべりしたりするんですけど、そうしてると別の1人参加の人が話しかけてきて、意気投合することも。
僕も、こうして知り合った人が何人かいて、そのうち数人とはかなり仲良くなって、昔からの友達みたいな付き合い方をしています(笑)
デメリット
自分の行きたい日に開催されるとは限らない
走行会のスケジュールは、クラブによりますが半年ぐらい先の分まで公開していることが多いです。
ですが、自分が行きたいと思っている日には開催されていなかったり、すでに定員に達していたりすることがあります。特に、直近の週末の開催分などは埋まっていることが多いです。
キャンセル不可が多い
前述の理由から、確実に参加したければ1ヶ月前ぐらいに申込する必要があるのですが、正式申込=参加費入金というパターンが多いです。
そして、参加費を支払うと、サーキット閉鎖による開催中止でもない限り、返金はされません。
走行会の主催者としては、数十万円というお金を先払いでサーキットに支払っているので、安易に返金を認めるわけにはいかないんですよね。
丸1日つぶれる
これまた前述の通り、クラス別の走行なので、10分走る→1時間空き→10分走る…の繰り返しが1日のスケジュールです。
ブリーフィングや車両チェック、走行後の片付けなども考えると、8時集合の16時解散というようなパターンが多く、正味1時間走るだけで丸1日潰れてしまいます。
インターバルが取れて、手軽に参加できるのはメリットなんですけど、貴重な休日を使い切ってしまうのが痛いです。
スポーツ走行(サーキット会員)
走行会との最大の違いは、サーキットの会員になってサーキットのライセンスを取得する必要があること。
※ここでいう「ライセンス」とはサーキットの会員権であって、「A級ライセンス」等ではありません。
それ以外は、走行会とメリット・デメリットが逆になると考えれば問題ありません。
ライセンス取得について
最初の例え話に書いたとおり、ゴルフの会員権のようなイメージで、サーキットの会員になる必要があります。
主要なサーキットの入会金と年会費
年会費 | 入会金(初回のみ) | |
---|---|---|
富士 | 29,800円 | 12,900円 |
鈴鹿 | 25,000円 | 10,800円 |
もてぎ | 25,500円 | 14,400円 |
筑波 | 21,650円 | 6,000円 |
袖ヶ浦 | 15,500円 | 10,300円 |
本庄 | 3,500円 | なし |
※会員の走行費用は各サーキットにおいて大きく異なるので、費用はそこも意識する必要があります。
メリット
予約不要、行きたい時に行ける
スポーツ走行の場合も、サーキット側で決めているスポーツ走行枠のある日でしか走れませんが、基本的には行って先着順で申し込めば走れます。
過ごしやすい季節の週末なんかだと、希に定員オーバーになることもありますが、そうであっても次の走行枠まで待てばまず走れます。
なので、「今日は天気も良いし、なんか走りたい気分だから行くか!」みたいに、気分に合わせて走りたいような人にはもってこいのシステムですね♪
短時間でも楽しめる
スポーツ走行は、だいたい20~40分ごとに走行枠が連続して設定されていて、好きな枠を選んで走ることができます。
このため、走行枠が設定されていれば30分×2本を連続走行することだってできます。
走行会の場合、10分×5~6本を走るだけで丸1日潰れてしまいますが、スポーツ走行なら午前中だけで30分×2本を走ることができます。
僕は、午前中にサーキット走行をして、午後は会社に出勤したことすらあります(爆)
※走行枠ごとに4輪・バイク・フォーミュラ、みたいな車種制限がされていることはあります。
デメリット
レベルの格差が激しいことがある
スポーツ走行枠の場合、車種制限はあってもレベル別のクラス分けはされていないことがあります。
なので極端な話、ヴィッツでサーキット走行を始めたばかりの初心者さんと、最新型のポルシェ911GT3で上級者さんが同じコースを走ることもあるわけです。
上級者さんは追い越し方も心得ているので実際のところ危険は少ないですが、初心者さんからすると突然ミラーにめちゃくちゃ速いポルシェが飛び込んでくるので慌ててしまいます。
年に数回の利用だと割高
ライセンスを取るためには入会金と年会費が発生するので、頻繁に走らない人だと元を取れません。
たとえば富士スピードウェイの場合、年会費は約3万円で、30分の走行券が6,000円。
一方、走行会だと30分×2本で2万円前後が相場です(走行会は、これ以外の費用は発生しません)。
ここから計算すると、1年間で走行会に3回参加(30分×2本×3回)すると6万円、スポーツ走行で30分×6回走ると年会費3万円+走行券36,000円=66,000円となり、このあたりがボーダーラインです。
また、走行会は各地のサーキットで開催されますが、サーキットライセンスはそのサーキットでしか使えないので、毎月サーキット走行をしたとしても、色々なサーキットを体験したい人には不向きです。
真の”サーキット初心者向けイベント” 「レッツ・サーキット」誕生!
「初心者でも安心」と書かれているサーキット走行会は数あれど、行ってみると周りの人は慣れた手つきで準備していて、誰も構ってくれずに放置プレイ…。
残念なことに、そういうイベントが結構あるんです。ですが、このイベントは初心者”しか”いません!
3回取材してじっくり記事&動画を書いたので、本当の入門イベントを探している方はぜひご覧ください。
おすすめの走行会
ここでは、僕が行ったことがある走行会をいくつかご紹介します。
ワンスマ
「走行会の主催者」という表現はむしろ間違っていると言えるぐらい、幅広くモータースポーツ活動を提案されているのがこちら。
まず、代表の澤圭太さんは現役のプロレーシングドライバーで、世界耐久選手権(WEC)やルマン24時間レースにも参戦されてる方です。
活動の中心は、本格的なカメラや計測機材でデータを取りながらマンツーマンで走行指導をする「ドラサポ」と、5~10台程度の少人数制で行われる「広場トレーニング」。
最近はドリフト人気が高いので、ワンスマのようなグリップ走行に特化した本格的なレッスンは貴重な存在です。
レーサーを目指す方のコーチングから超初心者へのレッスンまで、年間200人以上を指導しているだけあって、その解説は折り紙付き。
基本はこのような個別指導ですが、「お父さんが楽しんでいる間にご家族にも楽しんでもらいたい」という考えからケータリングや出店を呼んで開催される走行会「袖森フェスティバル」、最近話題のドライビングシミュレーターを用いた本格的なレッスン、最新のドラテク理論をプロが自ら解説する「The 学」、愛車の最高にかっこいい写真を残すためにプロカメラマンとコラボした「車真」サービスなどなど、「安全に・速く走れるようになる」ということと、「モータースポーツの裾野をもっと広くする」ために積極的な活動をされています。
また、広場や走行会でスポーツ走行を味わった人が、自宅やスキマ時間で予習・復習するための動画チャンネル「Driving Academy TV」も運営しています。
広場トレーニングから始めるべき理由
最近は「広場でそこそこ上手く走れないのに、サーキットコースを走るのはあぶない!」と考える人が増えているそうです。
サーキット経験者の知り合いからそういう話を聞いたり、何も知らずにサーキットに行って少し怖い思いをして、そこからこういったレッスンを見つけるパターンが多いんだとか。
僕なりに、その理由を挙げてみます。
まずぶつかることがない
広大な広場にカラーコーンを設置してコースをつくり、そこを走り回るだけなので「何かにぶつかる」ということがまずありません。
色々な操作を試すことができる
ぶつからない安心感から、「もしここでハンドルを切ったらどうなる?」「これはブレーキ踏まなくても曲がれる?」など、「もしかしたらスピンするかも」みたいなことを安心して試すことができます。
そうやって、スピンした時の動きを身体で覚えたり、クルマの動きを知っておくことで、いざサーキットに行った時に不安定な動きを未然に防いだり、スピンしそうになった時も立て直すことができるようになったりします。
続けていくと、「スピン慣れ」という謎の安心感を手にすることができます(笑)
正解を知ることで、効率良く上達できる
車に限らず、何かを勉強する時って、普通は参考書など「正解」を知る→自分にできない部分を明らかにする→その部分を勉強する、という流れを取ります。
ところが、車の運転となると教習所の後は自己流でやる人がなぜか多く、とても効率が悪い。しかも失敗した時のリスクも非常に大きいです。
その点、動画で紹介したように広場トレーニングであれば一流のインストラクターが助手席からハンドル操作したり、最新機材で走行データを取って解析したりと、あの手この手で正解に近付けてくれるので、効率良く上手くなります。
クルマへの負担が少ない
広場の場合、せいぜい100km/hぐらいまでしか出ないので、エンジンやブレーキにかかる負担が少ないです。
広場でスポーツ走行を体験してみて、面白いと感じるようになったら、サーキットを安定して連続走行できるように、ブレーキや冷却系に少しお金をかけて強化してみるのがいいと思います。
ないじぇる走行会
僕が初めて「モータースポーツ」を体験したのが、ないじぇる走行会のドライビングレッスンでした。
その時はサーキットではなく、群馬県にある宝台樹スキー場の駐車場を使った広場レッスンなのですが、「3分で教えるサイドターン」というのは本当でしたし、そして主催者の井桁さんの手により、愛車が信じられないポテンシャルを発揮したあの瞬間…本当に衝撃的でした。
ないじぇる走行会では、北関東を中心に活動されており、本庄サーキットや日光サーキットでのサーキット走行会や、関越スポーツランド・ドライビングパレット那須・宝台樹スキー場駐車場でのドライビングレッスンが頻繁に行われています。
TKくらぶ
1人参加で初めてサーキットに行くような超初心者さんでも安心なのがこちら。
代表の神谷さんのほか、個性豊かな運営スタッフが5~10人ぐらい毎回参加され、ワイワイガヤガヤ、大変アットホームな走行会です。
工具の貸出、ドリフト用タイヤレンタルサービス、万が一の際の積載車も常時スタンバイと、抜群のバックアップ体制が整えられており、何の心配もいりません。
代表の神谷さんはユーモアたっぷりの褒め上手な方で、横に乗っていただいてアドバイスを受けながら走っていると、本当に楽しく上達していくことができました。
こちらも北関東が中心で(というか事務所が本庄サーキットの隣(笑))、本庄や日光が中心ですが、筑波サーキットや富士スピードウェイでの走行会も開催されています。
初めての人にオススメするサーキット
初めてのサーキットとして僕がオススメするのは、埼玉県にある本庄サーキット。
1周1.2kmのミニサーキットで、スピードも130km/hぐらいしか出ませんが、ミニサーキットの中では道幅や路肩が広く、クラッシュのリスクが少ないです。コースレイアウトも3つのヘアピンコーナーが中心となっており、アクセル→ブレーキ→ハンドル→アクセルの一連の流れを覚えるのに最適です。
基本練習には最適ですが、慣れてくると少し単調に思えてくることもあるので、そう感じるようになったら、他のサーキットを試してみるといいと思います。
何をどう間違えても、ニュルから始めちゃダメです(笑)
でも、ぜひこのページを参考に、いつか挑戦してみて下さいw
不安なら、見学や体験走行から入る手も
意外に思われるかもしれませんが、サーキットは見学自由で、走行会もコース脇で見物することができます。
もしお近くにサーキットがあるようでしたら、週末に行ってみるとなんらかの走行会が開催されていると思いますよ♪
サーキットによっては、普段なかなかお目にかかれない、フェラーリやマクラーレンのような高級スポーツカーが見られることも多いので、クルマを見ているだけでも楽しめます。
また、体験走行と言って、100km/hちょっとの先導車付きではありますが、自分の運転でサーキットを走れるサービスを準備しているサーキットもあります。
富士や鈴鹿、もてぎといった国際レースが開催されるような大規模サーキットがほとんどですが、ヘルメット等も不要で3,000円ぐらいで体験できるので、下見を兼ねて行ってみるのもいいかもしれません。
最後に
それでは、クルマ好きとしてのステップアップと、愛車の真の性能を引き出すサーキット走行、ぜひチャレンジしてみてください!